オチなし事故物件
2年ほど前から、都内の事故物件に住んでいます。 先に言っておくと、この話には特にオチがありません。 なんとなく誰かに話したくなったので投稿します。 私が住んでいる部屋は、東京都内のマンショ…
2年ほど前から、都内の事故物件に住んでいます。 先に言っておくと、この話には特にオチがありません。 なんとなく誰かに話したくなったので投稿します。 私が住んでいる部屋は、東京都内のマンショ…
私が小学四年生の頃、3歳年上の従兄に「新しいクラス慣れたか?」と聞かれた。 私はまだ新しいクラスに馴染めていなくて、首を振った。 すると従兄は「そっか。だがいつまでもそのままだと、四年四組に連…
7年まえに親父が死んだ。癌だった。 親父は小さい町工場の社長をしていた。 口数が多い人では無かったので親父と会話をしたのは殆ど記憶が無い。 ただ、会話は無くともなんとなくは考えてる事は判っ…
私の従妹のハル(仮名)の話です。 ハルはある日、お気に入りのポスターを部屋中に貼った。 ところが、その日から姉に「あなた、獣臭い」と言われるようになった。 自分では分からないらしいけど。 …
これは、つい最近の話です。 ある朝目が覚めると、私は小学校のグラウンドにいました。 私の通っていた学校のグラウンドなのですが、なんだか狭い…というより、小さいのです。 ゆっくりと立ち上がると三…
『ここにメモを書き残しておく。 親友のナルミが死んだ。 理由は分からない。 お通夜で、ナルミのお母さんから手紙を渡された。 自分宛てだった。 はれこ いろの へこそ ぞくい のみき ろ…
小学5年の夏休みの話。 大阪の端っこの、田畑と里山に囲まれた地域に住んでた私の夏休みの日課は、朝4時に起きることだった。 夏とはいえ、まだ陽も昇らない暗い時間に目覚ましで起きた私は、服を着…
それは今から数えたらもう十数年も前の話です。 内容は他愛のない学校の怪談や七不思議っといった話です。 それは、私がまだ小学3年生の頃の出来事です。 その日はよく晴れた気持ちの良い日でした。 で…
これは、私の兄の〈小学生時代の思い出話〉です。 兄が小学四年生の頃、学校はかなり荒れていたらしい。 みんな自分勝手で、先生の言うことなど全く聞かなかった。もちろん兄も同じだった。 学校から抜け…
私の祖父は古美術商をやっていましてね。 横須賀の海に近い自宅の一部を店舗用に改装して、小さなお店を営んでました。 まあ、祖父はもっぱら古美術品を集めるのに夢中だったので、お店が開くことはそんな…
私の通っていた高校のグラウンドには、「魔のコーナー」と呼ばれている場所があった。 その場所を走っていると、必ず何人かが転ぶので、そう呼ばれていた。 「足がもつれたわけでも、滑ったわけでもな…
私にはどうやら霊感というものがある。 昔からずっと他の人には見えないモノを見てきた。 それらは、時に酷く凄惨な状態で、時に普通の人間と変わりなく、確かに存在している。 頭が半分砕け散った状態で…