予兆
私が頻繁に幽霊やお化けを見ていた中学生の頃。 夜にぼんやりと空を眺めていたら、月が緋い。 真っ赤でもなく朱色でもない。緋い。 その色を認識した瞬間、背筋に氷の柱を押し付けられたような言い様のな…
私が頻繁に幽霊やお化けを見ていた中学生の頃。 夜にぼんやりと空を眺めていたら、月が緋い。 真っ赤でもなく朱色でもない。緋い。 その色を認識した瞬間、背筋に氷の柱を押し付けられたような言い様のな…
高校生の頃、部活動として茶道部に所属し、活動場所は別館 …校舎とは別の建物で、1階は食堂、2階が研修室になっていて、そこの2階を部室と控え室、倉庫等に使っていました。 そこに何回か部活動で出入…
昔、あるRPGゲームをしていた。 高校生達が街に起こった『異変』に立ち向かっていくという内容で、魔法使用時に各キャラ達が個性的な掛け声をかけるあのゲームだ。自分もそのキャラクター達とほぼ同い年…
これは幼稚園の頃の話。 幼稚園を帰る前に、園の友人たちとかくれんぼしていました。2階建の園の中を縦横無尽に隠れて、走り回り、大騒ぎしていました。 鬼の子に鈴をつけて始めたり、階を限定して隠れた…
これは約10年前、あるアパレルに勤めていた時の話。 そのアパレルは大型で、早番、中番、遅番で常に15〜20人前後が働いていた。ある日の朝出勤したら、バックヤードで同僚Aさんから声をかけられた。…
先の小話で言ったオマケの話。 2年前、母方の祖母が亡くなった。 私が初孫で可愛がってくれたのだが、可愛がり過ぎて、私は過干渉、過保護な祖母が嫌いだった。 そんな祖母もある病気で痴呆が進み病院で…
では、時系列順に。 最初は父方の祖父で、中学生ぐらいの頃。 その頃には周りの子達よりオカルトに傾倒していて、自分なりに『視える・感じる・祓う』を何となく感覚で行っていた頃。 当時よく使っていた…