取り憑かれた自分と守護神
あれは二年前の京都帰りの話。 私は妹と一泊二日で自分の誕生日に大好きな京都を観光し、初日の夜に伏見稲荷大社を探検した。 旅行初日の夜に伏見を訪れた際、境内に現れたのは狐耳を生やした成人男…
あれは二年前の京都帰りの話。 私は妹と一泊二日で自分の誕生日に大好きな京都を観光し、初日の夜に伏見稲荷大社を探検した。 旅行初日の夜に伏見を訪れた際、境内に現れたのは狐耳を生やした成人男…
みなさん、短い夢って見たことありますか? 長い夢やドラマチックな内容の夢はたびたび見ることはあると思うのですが、 自分が最近不思議に思っているのはすごく短い夢を見ることです。 なぜ短いと…
今から3年ほど前に起きた出来事です。 当時自分は介護福祉士として鹿児島の某施設で働いていました。 その施設で夜勤をしていた時に起きた出来事なんですが、夜中の2時を回った頃、屋上も含めれば5…
私は五年程前から日記を毎日書いている。 日記帳は一冊で366ページ。1ページに五年分の、その日付の記録を書けるようになっている。例えば四月九日のページを書いている時は去年、一昨年、その前の…
これは、私の友人、A子が体験した話です。 A子はシングルマザーで、子供は五歳の女の子が一人。 とても可愛がっており、どんなに仕事で疲れて帰ってきても夜は子どもと一緒に寝るようにしているそ…
これは、俺が大学の夏休みを利用して引っ越した時の話だ。 当時金に困っていた俺は、あまりの家賃の安さに目が眩み、ろくに下調べもせず紹介された先に即決めしてしまった。 築十年ちょいの鉄筋造り…
これは、数十年前に亡くなった祖母の話です。 当時、私と妹は両親と母方の祖母の家に暮らしていました。 祖父を亡くした祖母は、直ぐに痴呆症を発症し孫である私達の判別もできない程の状態で、時折…
晩秋の澄んだ空気の中で、山の木々が紅く山化粧していくさなか、私は十年来の付き合いである猟銃会の友人と鹿狩に来ていた。 互いに無線で連絡を取り合い、獲物を追い詰めて行く。 『足跡だ……むっ、…
これは、俺が一人暮らしを始めて間もない頃、真冬の寒い時期に体験した話だ。 その日は居酒屋のバイトで残業もあり遅い時間の帰宅となった。 かじかむ手にはぁっと息を吹き掛け、ふわりと立ち昇る自…
これは、わたしが上京して新聞奨学生制度を利用し、学生をしていた頃の話です。 学校から数駅の都内S区に配属され、うら若い田舎っぺ少女の私は、まだ見ぬ東京での生活に胸を躍らせていました。 が、…
それは子供がやっと言葉を覚えて話が出来るようになった頃の話です。 当時仕事の忙しい主人はいつも帰りが遅く、今夜も十二時を超えるだろうか、などと思いながら帰りを待っていましたが、いつもよりず…
友人のYから聞いた話である。 N町の駅に、聞き馴染みのない心霊スポットがあると噂されていた。 山間部の谷間に沿って拓けた町を大きく縦断するように通るその駅の路線は、町民にとても重宝されていた…
