山の三輪車

私は四人兄弟の末っ子です。

今回は、私の一番上の姉に聞いた話を投稿します。

 

姉が小学生の頃 同級生のA子ちゃんが体験して話してくれた話…

 

夏休みにA子ちゃんと、友達Bちゃん Cちゃんの3人で、A子ちゃんの田舎に泊まりに行きました。

A子ちゃんの家は、緩やかな山の梺に有ったので 次の日の早朝に3人で登ることにした。

 

朝、少し霧が出ていたが 明るかったので ゆっくり登っていると、

霧の中から『カタカタカタッ』と何かが近づいて来る。

 

3人は怖くなって早歩きで山を降りようとしたが、音は一向に遠ざからない。

『ちょっと待って見ようよ』

とBちゃんの言葉に従い待ってみると、霧の中から来たのは 一台の三輪車だった。

 

『何で三輪車が?坂道を下ってきたのかな?』

等と話ながら山を下ると 一枚の張り紙があった。

 

Aちゃんは何が書いてあるのかを読んでみると『三輪車を見たら お逃げ下さい』だった。

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