じわり じわり と 侵食されて…
いつしか あなたも すきまの中へ…
「いらっしゃいませ
今日はお一人で…?」
以前お話しましたように私は当時、昼は高校生、
未成年者が!!!…
なんて野暮な話はなさらずに…。
BARなんて言ってますが、
細々なんていうとオーナーに叱られてしまいますが…。
従業員はオーナー兼マスターと私との二人で、小さいながらも、
営業時間は20時のオープンから、お客様が帰られる迄という、
お客様の大半は水商売の方で、御自身のお店が終わられてから、
本日は、そのお客様の御一人から伺った、
そのお客様は、私共のお店へ友人の方に誘われて、
最初、私をよく街で見掛けると、おっしゃられて…、
よくよくお話を伺っていると、
それもその筈、そのお客様は風俗関係のお仕事をされておられ、
お客様はレイナさんという、かなり綺麗な方で、
私は当時、好奇心旺盛な
高校生という事からか?単に根がスケベなのか?
レイナさんが来店される度に、根掘り葉掘り話を聞いていました。
レイナさんはヘルスに勤めておられ、
ヘルスには
電話などで指定の場所まで出向く出張(デリヘルですね!)や、
レイナさんは前者の出張を専門にしてるそうで、
お恥ずかしい……。
レイナさんの話によると、お客さんは学校の先生やお医者さん、
その中でひとつ怖かった話を伺いました…。
レイナさんのお店は事務所のみで、
指定場所はホテルであったり、
そのお客様はレイナさんをよく指名される方だったらしいのですが
業界柄、予約の段階で偽名を使う人もざらにいますし、
サービス中に何かあればドライバーが飛んで来ますし、
このお客様、サービス中もごく普通で、
ただ、やはり気にはなったそうで、
「毎回指定される
マンションが
違うんですけど…、
全部○○さんの
お宅なんですかぁ?」
すると男性は…、
「全部、僕の友人の家
なんだよ~。」
と答えたそうです。
レイナさんも、まぁそんな感じかなと、
四度目に指名され時…
異変が起きました。
レイナさんは指定された場所へ、いつも通り向かったそうです。
いつも通り挨拶を済ませ部屋へ入ると、
相手の男性はいつも通りだったんですが、部屋の雰囲気が…
まぁ、いつも違うマンションだから、当たり前かと…、
サービス前に一緒にお風呂を使ってる時、
男性は短髪だったので不審には思ったが、
今日の部屋はワンルームで、
部屋の電気を消し、ベッドでサービスをしていると…、
ふと枕元の男性を見上げると、男性は眼をつぶっているのですが…
窓のカーテンの隙間から女性が、こちらを覗いていました。
余りの突然の出来事に、レイナさんは大声を上げると、
部屋が明るくなりカーテンの方を見ると、何もありません。
見間違いかと思ったそうですが、気になって仕方なかったが、
その後一旦サービスが終わり、
小皿は花柄で明らかに女性が好むような物でした…。
排水溝の長い髪
カーテン越しに見えた
女性の影…。
女性物とおぼしき小皿
だんだん気味が悪くなってきたレイナさんは、
ちょっと変な感じのお客さんに、違和感を感じたレイナさんは、
後日、新聞で発見したらしいのですが、
まだ犯人は捕まってないそうですが、
最初は冗談かと思いましたが…、
レイナさんがカーテン越しに見えた女性に気付かずに、
私もいずれ殺されていたかも…
その話が
本当だとすると…
女性宅に忍び込んだ男性が…
女性を殺害し
その現場へヘルス嬢を呼び…
その殺害現場で…
行為に及んでいた事に…なる
その後 何度か
レイナさんに店に誘われましたが
お世話になる事はありませんでした
若干の霊感により
命を拾った人もいます
あなたも霊感持ちたいですか?
これからもすきまを
覗いてみますか?