遺影と位牌

いつだったか、忘れてしまったんですが、
家には、車庫があるんだけど二階建になっていて、
下には車が 1台停めるスペースがあり、二階は物置部屋と、なっています。

ある日のこと、日中まだ明るい時に、
私は何か物を車庫の二階に取りに行ったんです。

二階は物だらけで散らかっていて、ホコリ臭いけど部屋には太陽の日が射します。
私は欲しい物を見つけ、階段を降りようとしたけど、
ちょっと気になる物を見つけました。

それは紙バックで、どこにでもあるやつでした。

私は、その紙バックの中を見てビックリして
(エッ?何で? )と思って中の物を見たんです。

紙バックの中には、3人の男性の遺影
1人は老人あとの2人は、40代前半そして、
葬式の時に使う仮の位牌が、1つ入ってたんです。

遺影の顔は、3人共 異様な顔をしてるんです。

顔が、憎しみではなく悲しそうな顔と言うか、不機嫌そうな顔をして、
私を見つめているように見えて、いつまでも見ていると気味が悪くなって、
急いで家へ戻り後日、位牌は近くのお寺へ持って行きました。

遺影は、主人に飾ってもらうように言ったのですが、
飾ってくれなくて、また飾るように言おうと思います。

3人の遺影は、主人の父親の弟親子でした。

姑が、前に1人で暮らして居た時に、親子3人続けて亡くなり遠くに住んでいたので、
こっちへ引き取ることになって、姑が車庫へ置いたようです。
遺影と位牌を。

自分の家族じゃないから、車庫へ置いたんだと思います。
だからと言って、車庫へ置くなんて…
うちの姑は、先祖霊にとり憑かれているから、あんなことをしたのかもしれません。
今は、老人ホームへ入って、こちらへの影響は、今のところないようです。

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