638 views

前世のトラウマ

物凄く不思議というか、なんというか
どこか悲しくなる体験をしました。

―――と、言うより今もしています。
僕の誕生日は8月15日です。
歴史の授業でも、ニュースでも耳にする事はあると思うんですけど
この日は終戦記念日なんです。
それが関係しているのか否か、未だに分かりませんが
僕は物心付いた頃から日本史、特に第二次世界大戦、太平洋戦争に
凄く興味を持っていました。
元々、絵を描くのが好きだったので描くものと言えば
戦争当時の日本の戦闘機。又は軍艦…。
何故か、凄く好きだったんですよね。
誕生日プレゼントは太平洋戦争関連の本。
よく見るDVDも戦争物でした。

そして誕生日の夜、見る夢は毎年
昔のパイロット達が昼間の食堂で
泣きながらお互いを慰め合っている風景なんです。
みんな若いのを覚えています。18.19歳といったところでしょうか。
「大丈夫…大丈夫だから…」
「みんな一緒だから」
なんて言っているんです。

鼻をすする音、泣き声でその場は悲しい雰囲気でした。
そして場面は切り替わり
狭いコックピットの中、
海面スレスレを飛行しながら
敵の砲火をくぐり抜け敵艦に
体当たりする寸前の所で目が覚めるんです。

「またか…。」
目には涙が溢れていました。
胸に手を当てたら心臓が飛び出しそうな程
バクバクと音を立てています。
それが毎年、毎年…です。

そんなある日の夏の事です。
僕はまだ小学校低学年でした。
家族旅行で鹿児島へ。
観光や買い物をしてとても楽しかった。

その日の最後の目的地は知覧特攻平和館。
名前の通り、特攻に関する資料を展示している施設で
この日の一番の楽しみはここに行く事でした。
そして、いざ平和館へ。
その瞬間、ブワッと涙が流れてきて
とてつもない安心感に襲われたのを覚えています。
両親はもうビックリ。僕自身もビックリでした。
一人一人の写真、名前、出身地を見ながら
「なんだろう…懐かしいな。何人か見たことある人がいる…」
とても不思議ですが、そう思ったんです。
「幼い子供の頃だから想像力が凄かったんだろう」
なんて言われれば、それで片付けられるんでしょうけど
なんででしょうね…。
本当に旧友と再開した気分だったんです。

ここまで言えば、僕が何を言いたいか
もうお分かりかも知れませんが
僕の前世は特攻隊員だったのでしょうか。

それと、余談ですが
トラウマってありますよね。
トラウマは前世の記憶、又は恐怖心から
現世にまで受け継がれている。という説があります。
僕はこの説信じているんです。

高所恐怖症、閉所恐怖症、海洋恐怖症、大音恐怖症。

空を飛ぶ飛行機、狭いコックピットの中、海面上空、猛烈な対空砲火による爆音…。
どれも繋がるんです…。

夢で見たパイロット達、その中に”僕”もいたのでしょうか。

23歳の誕生日の夜も同じ夢を見ました。

どこか不思議で懐かしくて、悲しいお話でした。

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

旅する犬

赤い手形

葬儀

迷子

無月の水無月

虫の知らせ