私が小学生の頃の話です。 暑い夏の夜でした。
リビングに備えられている冷房を利かせ、
ただ、その日の数日前が私の誕生日で、
家族が寝息を立てる中、
夜も深まり、深夜1時ごろだったと思います。
リビングの食器棚が「ガシャン!」と音を立てました。
突然音が鳴るのはどこにでも起こり得る現象なのですが、
数秒間心臓がバクバクと鼓動を早めましたが、
少しするとゆっくりと落ち着きを取り戻しました。
無意識に呼吸を止めていたこと、
その瞬間。 「ギィ…」リビングで明らかに床を踏む音が聞こえたのです。
家族は間違いなく同じ一室で寝ています。
私は完全に参ってしまい、
が、再度「ギィ…」さっきより近い位置での足音。 もはや恐怖でしかありませんでした。
今布団をめくると髪の長い女の人が目の前に立っている。
そんな妄想が膨らんでは、
気配といえばいいのでしょうか。 もはや妄想のせいなのかはわかりませんが、
どれくらいの時間布団にもぐっていたのかはわからないのですが
「キュキュ…」窓ガラスを指でこするような音がしました。
またその瞬間、ふいに気配が消えたのです。
数秒後、
涼しい空間と急にほどけた緊張からそのあとすぐにねむってしまっ
ただ、眠りにつく寸前に見た窓には、
怖いかと言われればそうでもないと思うのですが、子供の時分。
しかし、なぜ今更こんな話を書くかといえばなんですが、
室内が涼しくて外が涼しいときって窓の外側に結露が起こるんです
あの4本線、外からついてたのかと今更ながら思うと同時に、