高校の修学旅行

あたしが通っていた高校は、他の高校とのトラブルを避けるため、3月の下旬に修学旅行に行きます。

一泊目は東京でトランジット、広島に宿泊でした。
もちろん、原爆ドームや原爆資料館に行きました。
あたしは、見えたりはしませんが、霊の存在を感じます。

原爆資料館では、色々なものを感じたために見ることができず、目をつぶり友人に手を引かれ出口まで行きました。
宿泊先のホテルでは、大浴場に入らず部屋でシャワーを浴びました。
するとその瞬間に感じました 。
お母さんと4~5歳の女の子が手をつなぎ、 私に「水をください。水を飲ませてください」と近寄ってくるのです。

私は「ごめんなさい。私は何もしてあげられません」と謝り、急いで浴室から出ました。
高校を卒業してから、数十年が経ちましたが、未だにあの二人の親子を忘れることができません。

朗読: ゲーデルの不完全ラジオ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

閉じる