永遠に続く階段

初めて投稿させていただきます。

私が高校生の頃のことです。

その日、私は部活で帰りが遅くなり早く帰ろうと階段を降りていました。

しかしいくら降りても降りても、下の階どころか踊り場にも着かず、私は怖くなってきました。

足首に違和感を感じて、おそるおそる足下を見ると、白い手首が私の足首を掴んでいました。

私は気絶していたらしく、同じ部員の人に起こされました。 それから数日後のことです。

例の階段を降りていると、耳元で女の子の声が聞こえ…

「もう少しだったのに…」

卒業するまで、その階段に出来るだけ近付かないようにしたのは、言うまでもありません。

朗読: 朗読やちか

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