ある日家に帰ると、知らないおじさんがいた。
どなたですか? と尋ねると、おじさんは言う。
未来の君さ。 おじさん未来で死んじゃってね。 そしたら神様が現れて一つだけ願いを叶えてくれるって言うんだ。
だから、おじさん君に会いに来ることにしたんだよ。
そう言いおじさんは僕の首を絞めた。
苦しい…意識が遠のく… その最中、おじさんの記憶が僕の頭に流れこむ。
ようじょゆうかい…ゆうかいってわるいことだよね 6人さつがい…さつがいってころすってこと? ああ、ぼくは生まれてきちゃダメだったんだ。
僕のせいで7人も人が死んじゃったなんて。
ある日家に帰ると知らない男の子がいた。
ぼくどーしたの? と尋ねると男の子が言う。 お母さん、ぼく未来からきた子供だよ。
ぼく未来で死んじゃったんだ。
そしたら神様が現れて一つだけ願いを叶えてくれるって言うんだ。
だから、ぼくお母さんに会いに来ることにしたんだよ。
信じられない話だけど、血が教えてくれる。
無我夢中で未来の我が子を抱きしめる。
痛い…お腹が痛い… 陣痛が始まったの? 違う…痛い痛い痛い… 倒れ込む最中、
男の子が赤ん坊の首を絞める姿… 泣いている私と夫と…そしてあの男の子… ああ、そうゆうことか。
全ての罪は私にある… ある日家に帰ると、知らないおばさんがいた。
親戚の人かな? こんにちは。と話しかけるとおばさんは言う。
私、未来のあなたなの。