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ただいま

これは、私が小学生の頃に体験した話。

二年生に進級した頃、母方の祖母が亡くなりました。
末期ガンでもう長くないと医者に告げられたから、3ヶ月がのことです。
両親は、祖母ととても仲が良く、亡くなったことをとても悲しんでいました。
私には妹が1人おり、よく懐いていたので、妹は人一倍泣いていたのを、鮮明に覚えています。
これは、そんな祖母の葬式の時起きた出来事でした。

葬儀も滞りなく終わり、明日はいよいよ火葬という日の夜、寝室で家族4人並んで寝ていました。
幼い妹は母と一緒に、私と父はそれぞれ別々の布団に川の字で眠りについていました。
私は深夜2時15分に目を覚ましました。
突如、目を見開いて覚醒し、自分でも驚くほど目が冴えていました。
慌てて、枕元の目覚まし時計を確認したので、時間は正確に覚えています。
なぜ目覚めたのか不思議で困惑していると、天井に吊るした電気がゆっくり揺れています。
小さな揺れだったので、初めは風かな?と思いましたが廊下に続く扉は閉まっているし、隣の部屋とを分かつ襖も閉じているし、窓も閉まったまま。
首を傾げていると、電気の揺れは少しずつ大きくなり、まるで人為的に揺すっているのかと思うほどになりました。

その後、襖がガタガタと揺れ出し、廊下に続く扉もドアノブが捻られ、開いたらしめたりを繰り返すようになりました。
その光景に驚き、声を上げようとしましたが出ません。
むしろ、体がピクリとも動かない。
急に恐怖が押し寄せてきて、もがきながら、いつの間にか気絶をしていました。
朝6時半に目を覚まして、両親と妹に話を聞きましたが、特に何も知らないと言われてしまいました。

これ以降、怪奇現象は何も起こっていません。
おばあちゃんが、天国に旅立つ前に心配で様子を見にきてくれたのでしょうか?
もう、知る術はありませんが、そうだったらいいなと10年以上たった今も覚えています。

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