匂い

通勤途中の出来事です。
今の職場に勤めて8年近くになります。

いつ頃からか分からないのですが、
途中の商店街で自転車がとても重く感じる場所があります。
誰かが後ろに引っ張ってる様な感覚です。
そして商店街を抜けたら横断歩道があります。
その道路で車に轢かれる事2度、空き缶を踏んで転倒、
赤信号で止まろうとしてブレーキが切れる等何度かトラブルがありました。
そしてその横断歩道付近で香水みたいな昔の化粧品の様な匂いを感じます。
すぐそばに誰かいるように強く匂いを感じます。
日によって横断歩道のまん中で、又横断歩道を渡った歩道で感じます。
そこから100㍍ほど進むと職場なんですがその辺りは昔、遊郭が建ち並び客引きの女性が多く立っていたと言われる場所だったということで、
美しく着飾り香水を纏った遊女を想像していました。

私の身に起こる出来事を遊女の霊の仕業?等と想像した話をしたらその同僚が意外にも信心深い子だったようでお祓いに行く事になり、
Hさんという人を紹介されました。いろいろ見える人だということでした。
まず生年月日を聞かれました。正直、半信半疑です。
でもHさんは呼ばれたねと、言いました。
私が、来月その近くに引っ越す事を言い当てたんです。
でも、引っ越しは勝手にしてはいけないと、引っ越し先の間取りを見せて欲しいと言うことでした。
いつもなら他人の忠告なんか絶対に聞かないのですが、今回は言うことを聞いて見ようと思います。
それから、私を呼んだのは私の想像通りの女性の霊だとの事。
でも客引きをしているのではなく何らかのトラブルで刺殺された人、
刃物を持った男性に追いかけられ切られ、
刺されながら逃げたけど私が事故に遇う、
そして匂いを感じる横断歩道付近で息絶えた人だということでした。
致命傷は首に負った傷だそうです。

最後に、その道は通ってはいけないと言いました。
今も時々匂いを感じます。それは私のすぐ近くにいます。

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