公民館

小学生の頃の話です。

僕の地域では夏祭り会という催しが毎年公民館で開催されていました。
その年も夏祭り会が開催されていたのですが、
毎年使っている公民館が使用できなくなったらしく別の公民館で行われることになりました。
僕はそのことを知らずに夏祭り会当日、使用されないほうの公民館に向かいました。
公民館に着き、中に入るとまだ誰もいませんでした。
当然ですがいつまで経っても誰も来ません。
広い公民館に一人で待っていた僕はだんだん寂しくなり一旦家に戻ることにしました。
すると帰り道で本来使われる公民館に向かう友達に会い、
そこでやっと自分が公民館を間違えていたことに気付き少し恥ずかしくなりました。
公民館に到着すると近所の友達やその保護者の方々が集まっており、夏祭り会は盛大に行われました。
途中友達のA君のお母さんに
「別の公民館にいったんだって?ちゃんと話聞かなきゃダメだよ笑」と言われました。
続けて「でもあっちの公民館オートロックだし入れなかったでしょ?」とも言われました。

僕はあのときどうして中に入れたのでしょうか。

朗読: 榊原夢の牢毒ちゃんねる

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