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祖父の手

これは高校一年生の夏に家庭で少し荒れていた私が、祖母に暴行事件を起こしそうになり、
父が見かねて引っ越した後からのお話しです。

高一の夏には感じなかったのですが、冬になった頃から、家にいるとずっと腰に痛みを感じる事がおおくなりました。
しかし、家の外に出ればそこまで痛いほどではありません。
家の中では痛くて動けない事が気がかりで、
病院に行っても、医者からは「持病の腰椎分離症(ようついぶんりしょう)があるからその痛みだ! しっかり筋トレして、筋肉のバランスを整えなさい」
としか言われませんでした。

そんな日々を過ごしていましたが、家にいると腰が辛いので、
母に「今年の冬になってから、家にいるときだけ腰が痛い」と話すと、母も同じで家にいると腰が痛い時があるといっていました。
そして、その話を母としたとたん二人とも腰が激痛になり立てなくなりました。
私はたまらなくなり、ひとまず自分の部屋で休むと母に話しをし、自分の部屋の扉を開け一歩入った時でした。
私の頭から足首まで、大きな手がサァーとなでた感覚がありました。
その手になでられた瞬間!腰の痛みが、嘘のようになくなりました。
私の頭をなでてきたその手は、なぜか懐かしく、嬉しい気持ちが込み上げてきて何となくですが、
1年前に亡くなった母方の祖父の手だ! とそう感じました。
確かに手の大きさや、感触が祖父の手にとても似ていたのです。
その事を、母に話すと母も私の部屋に入り私のベッドに横になり数分すると痛みが無くなったと帰ってきました。
不思議だねと話していましたが、母はなんとなく心当たりがあったみたいでしたが、私には教えてくれませんでした。

次の日私が学校に行き、帰ってきたら母がこう話してきました。
今日朝は大丈夫だったけど、昼頃からまた痛くなったから、お前の部屋で少しやすんでたんだ。
その時にふと思い出したんだけど、お父さんに怒ったり、悪口を言った時によく痛くなった気がしたから、
お前の部屋を出て大声であんまりイタズラすると父をみんなでいじめるぞっと叫んだとの事でした。
その瞬間から母の腰の痛みは無くなりました。
私はどうか? と聞かれ確かに家にいるのに痛みは感じませんでした。

私は引っ越してから一度も祖母にあっていなかった事を思い出したのです。
なので次の日曜日に三人で会いに行くことにしました。
それからは一度もこんなことは起きていません。
生き霊と守護霊を同時に感じた、出来事でした。

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