今はもうなくなったのですが、
その営業所に行く時間は必ず午前1時過ぎになり、
その営業所の扉は、鉄製で大きく、
僕は怖い話が好きなので、イヤホンで怖い話を聞きながら、
作業中は倉庫の真ん中までしか行くことはなく、
作業ももう終わるという頃、奥からものすごい音で、バタン!
携帯のライトを付けて見に行くと、人がいる様子も、
少し怖くなったので早く作業を終わらせようと思い、
なんだ、いるんじゃん、と思っていちに歩歩いた時、
びっくりして立ち止まると、
振り向くと、扉の音など何もしていないのに姿がないのです。
しかもその人は全身真っ黒で、人の形をした何か、のようでした。
さすがに怖くなり、残りの作業を終わらせ、
急いで扉を閉め南京錠をかけて倉庫を離れました。
翌日会社の人にその話をしたところ、
入り口の外から覗き込むように顔だけ出してニコニコ笑うおばあち
今はもう行くことがなくなったのでなんだったのかはわかりません
確実にあの、人の形をした何か、は存在していました。
それは何故かというと、真ん中辺りに立っていた時、