私は、訪問介護の仕事をしています。介護ヘルパー、
介護認定を受けた高齢者の、ご自宅に伺って、
皆さんは、認知症になったお年寄りは、
会話もできない、
私は、この職に就くまでは、
実際は、そんなことはありません。
ここでそれらの説明を長々とするのはお門違いかと思いますので、
彼らの昔話は、
xさんは、100歳になる女性です。
軽度の認知症があり、同じ話を繰り返したり、
そして、とても聡明な方で、
xさんは、ご主人、息子さん、そのお嫁さん、と、
私が、支援のために訪問すると、よく、
その話の中で、息子さんのお嫁さん、
入院されていた義理の娘さんとの関係はとても良好で、
その義理の娘さんの死期の色が濃くなってきた頃の事。
高台にあった病棟の病室で、
今日は、町内の集まりでもあるの?と。
数十年前までは、冠婚葬祭も自宅で行われていたし、
ドブ浚いでもあるのかしら、あんなに外に人が集まってる、と、
xさんもその方向を見てみるのですが、
どこどこ?
ほら、あそこ、すぐそこよ。
など、自分が見ているものの焦点を相手にも合わせてもらう、
どこにも、そんな人達居ないけどねぇ、と言うと、
そんな出来事があって、2〜3日後、義理の娘さんは、
xさんが何の気なしにされた、看護にまつわる話です。
でも、私は、全く違う方面から、
芸人さんの、入院中のお母様を見舞った幼い甥御さんが、
その他にも、沢山の人が亡くなる人の所にいた、
xさんは、義理の娘さんの死期が近づいたから、
その話を聞いていた私は、
他人事として、フィクションとして聞いていた怪談が、