赤いセーターの女

5年前くらい、あれは…夏になる頃かな?

私は、まだ外はまだ明るいからと、涼しい夕方に愛犬の散歩で河原に行った時、
ゆっくりと風にあたりながらまわりの景色見ながら歩いていたんだ。

田舎だから当然のことに畑やら田んぼしかないけど、歩いてると気持ちかった。
曲がり角を曲がったら女の人が電柱のかげでたってたの。
よくみると夏になるのに赤いセーター着てジーンズだった。
髪の毛は腰くらいだった。

私は挨拶しようと走って女の人のところまでいったんだけど、
なかなか距離が縮まらない…。
ようやく近くまでこれたと思い話かけようとしたら、女の人はすーぅと消えてしまった。 その瞬間私は全身に鳥肌がたった。

怖さのあまり愛犬を抱えて全速力で坂をかけ上った。
その後は特になにも起きてない。

今でも思い出すだけで震えが止まらない。
冷静に考えたら暑い時期なのにセーターはおかしすぎる。
私はその経験後は、夕方にはぜったい散歩に行かないと決めた。

朗読: ゲーデルの不完全ラジオ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

閉じる