メッセージ 最近、私の親戚がドライブレコーダーを購入して車につけたんです。
おじさんはメカが結構好きなものでで車に付けたらうちに来てすぐ自慢したりロマンを語ったり、それはとても嬉しそうでした。
「折角来たからちょっと買い物にでも行こうよ」
と言われたので「準備するから5分程待っててくれ」と伝え、おじさんは車の中で待っていました。
じゃあ行こうかなと思ってリビングに行くとおじさんがいました。
「 車の中で待ってると思ってた」
車も好きなおじさんがリビングで待つのは少し珍しかったんです。
おじさんは苦笑いで口をひらきました。
「お前は知らないと思うけど、あのドライブレコーダーはな動体検知みたいなのが付いてて、近くを車が通ったりするとその横切ったマークが出たり、同時に音が鳴るんだ。」
「へぇ、凄い高性能だね。いい買い物したじゃない」
「いやぁね、車が通らないとそのマークは出ないだろ？最初は車で待ってたんだよ。でもさ、目の前はこの家だぜ？ここは田舎、何もない。でもずっと動体検知のそのマークが出続けるんだ、音も。何度も何度も」
時間は夕方の6時。この冬ではさすがにもう暗く、人が出歩くことも無く、おじさんが言った通り車の前は家のみ。
「こんな事初めてだ。とりあえずエンジンは付けたままだから行こうか」
私とおじさんは車に乗り、少々不安になりながらも出ることにしました。
車がバックをして家の敷地内を出る時、急に音が鳴りました。
その時のマークは横切ったマークではなく、こちらに向かってるマークでした。
何かが追いかけて来ていたんでしょうか…
