かなり前の話になります。
肉屋と魚屋が入っているような地元のスーパーで、
俺は、
時期は、クリスマス・イブの前日でしたね。
俺は、配属された肉屋でクリスマス用のチキンを洗っていました。
冷凍庫に保存されていた首の無い丸ごとのチキンを、
丁寧にそれらを洗ってはトレーに入れて、
店内に置いて行く作業です。
時期が時期ですのでとにかく寒かったです。
ですが、どうしても欲しい物があったし、
夕方になってから、
昭和の話ですから、もちろん24時間営業ではないし、
俺も帰りたかったのですが、
まだまだあって帰
やがて外は真っ暗になり、懐中電灯を立てて、
明日になれば、これを焼く係。
どんなに今日冷たくても、
やっと最後のトレー分を洗い終わって、
そこら中に洗ったチキンが立って走り回っている光景に、
俺は、
すると、その落ちたトレーのチキンまで走り出して……
俺は、思わず大声で叫びました。
その声に店長がカウンター越しに
こちらに駆け寄ってくるのが見え
気が付いた時には、バックヤードに寝かされていました。
店長が気が付いた俺に、こう言ったのを覚えています。
「お前、せっかく洗ったチキンのトレー、
俺は、必死で見た事を店長に伝えて弁明しましたが信じて貰えず、
「疲れてるんだろう。後始末は、俺と他の者でやっておくから、
と言われました。
次の日、根性のない俺は、怖くて休みたかったのですが、
クリスマス・イブは、
ただ、チキンを焼くのは、寒くなくて温かかった程度ではなく、
