541 views

ピンヒール

私の高校時代のある先生はとても霊感が強く、普段から霊が見えるとの事でした。

これはその先生が体験した最も怖かった話です。

先生は大学生のとき山の近くの寮で暮らしており、
寮に行くまでの道のりは山に沿ってある細い一本道を通らなければなりませでした。

ある雨の日、先生は友達の家で飲み会をしており、
雨が強くなる前に先に歩いて寮に帰ることになりました。
夜中とゆう事もあり人気のないこの一本道は更に寂しく感じるもので、
聞こえるのは雨の音だけでした。

するといつからしていたのか、背後から コツコツコツコツ と、
足音がしている事に気が付き、
直ぐにハイヒールの音と分かり同じ寮の女の子かな、と思った。

しかし冷静に考えてこんな夜中でしかも雨の中、女の人が1人で歩くのは少し不自然。
そう思った途端、急に怖くなり先生は早歩きをした。
すると背後から聞こえてくる足音も コツコツコツコツコツ! と早くなり、
これはやばいかも知れないと感じ家まで傘もささずに猛ダッシュをしました。

家に着いたあとは玄関や窓の鍵を全て閉め、シャワーを浴びそのまま寝た。

無事朝を迎えベッドから起きると部屋中が水浸しだった。
初めは酔ったせいでシャワーのあと体を拭かずに寝たのかな、と思い
渋々近くにあったタオルで床を拭き始めた。

するとある違和感を感じ、この違和感の正体に気がついた時は心臓が止まるかと思った。
具体的に何が変かと言うと、床を濡らしている水の配置だ。

ベッドから玄関に向かって、右 左 右 左 と
小さい水溜まりみたいなのがずっと続いていたのだ。
そう、まるで人が歩いて来たかの様に。

まさかと思い玄関まで走りドアを開けると、
目の前に水で出来た小さな丸い跡が横並びに2つあったそうだ。

もう分かったかも知れないが、これはピンヒールのピンの跡だ。

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

蜘蛛

受け取ってください

こわいはなしつくりました・その2

都市伝説「スクエア」

あなたに知ってほしかった