肝試し

これは友人Sさんから聞いた話で実話です。
彼女Sさんは働き始めた頃、10年以上昔、同僚達、6人で夏に愛知県の中央線の無人駅近くで肝試しに行きました。
うっそうと茂った森の場所で山道を2人組になってグルリと一周してまたスタート地点に戻れるコースでした。
Sさん自身は霊感なしのオカルトにも興味もないので、
気軽な気持ちでもう1人の組んだ女の子と2人周り始めたら、そのペアの女の子はとにかく騒がしくてキャー!キャー!と大変で引っ張って行かないとダメなくらいでした。
なんとか引っ張ってゴール近くに来た時です。

彼女たちは最初の組だったので次のペアが出発すると思いきや、
残った4人の内の女性Aが早く!早く!と慌てた様子で手招きするのです。
何?何?と走ってゴール地点に来たら手招きしたAさんから
12時までにここを離れないとダメだから帰るよ!」と言い、
または「森の向こうから法螺貝の音がする」と言い出しました。

何がなんだか分からずで、その「12時まで」にと言ったAはかなり霊感が強い人らしく、
とにかく慌てて肝試し中止になり帰宅する事になりました。
それから何日かたったある時、テレビで心霊番組の特番をやっていて
その肝試しをした場所近くでロケをしていたのでびっくりしました。
霊能者らしい人が「ここは危ないです。法螺貝の音がしますね」 といってたのでまたびっくりです。

次の日にAさんに話を聞くことができました。
まず肝試しで2人で歩きだしてもう1人がキャーキャーとさわいだので霊達が怒っている。
ここは戦場で落ち武者が沢山いるから威嚇の為に法螺貝を鳴らしていると。
なぜ12時までなのかは12時過ぎるともっとヤバい事になると。
Sさん自身、全く聞こえない感じないので不思議な体験だったと言ってます。

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