これは俺が中学生の頃の話…
部活で遅くなった俺は顧問の先生から
「上の階から順に窓を閉て、
俺の中学校は3階で怪奇現象が起きるという噂があり、
友達も怖いのか、
一通り回りきり、『やっと帰れる…』
俺と友達が回っていったときにはついていなかったので、 「あそこってついてたっけ?」 と声を震わせながら言うと、友達は、 「ついてなかったと思う」 と返してきた。
みんなあの噂を知っていたのか声が震えていた。
すると、 「ジャン負けがあれ消しに行こう」 と友達が言った。
しかし、俺はずっと前からあの噂を気にしていたため、
「いや。俺が行くよ。だからそこで待ってろよ?」 と言うと友達は安心したかのように手を振って、 「行ってらっしゃい」 と後押しをした。
もともと俺は見える体質で、そういうホラー系は得意だった。
3階に着き多目的教室のドアを開け、電気を消して2階へ向かう。
結局何も起きずデマだったのかと思い若干ガッカリしながら駆け足
案の定友達は下にいて手を振って迎えてくれた。
下駄箱のところに置いた靴を履いていたとき、後ろの方から「
『ん?』と思い見てみると、
俺は『まだ俺ら以外に生徒がいたんだ』と若干驚き会釈をすると、 外から「早くしろよ〜」と友達が急かしてきたため友達と合流して 「何もなかったー」 なんて話をしながら校門を出た。
少し気にしつつも友達と歩いて校門を出た。
そうすると友達は校門の鍵を閉め始めたため、 「まだ中に人いたけど?」 と言うと友達は2人とも青ざめた顔で、 「えっ?」 と聞き返してきたので、俺はもう一度、 「いや、だから…下駄箱のところに女子が立ってただろ?」 と言うと後ろで…「コツンッ」と足音がした。
振り返ると、あの時の女子が立っていた。
それから、次の日学校に着くまでの記憶が無かった。
あの女子は一体なっだったのか。未だに謎である。
しかし今でも覚えていることはある。
あの女子の目は、俺を睨んでいた。