こわいはなしつくりました・その1

こんな話を思いついた。

あなたは徹夜で作業をしている。

一区切りついたところで喉が渇いたことに気づき、麦茶でも飲もうと台所へ向かう。

冷蔵庫を開けると、這いつくばった女が冷蔵庫の棚に詰まっていて、あなたは慌てて扉を閉める。

しばらく立ち尽くしたのち、再び扉を開けると、女はまだ詰まっている。

黒目がやたらと小さい目を一杯に見開き、あなたを凝視している。 再び扉を閉めたのち、あなたは麦茶を飲むことを諦める。

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