これは私が小学校6年生の時のお話です。
私の家は二階建てで、テレビが一階にしかなく家族が寝てからでないとテレビゲームが出来ない状況でした。
ある日のいつも通り家族が全員寝たので、ゲームをしていました。
ちょうど11時を回ったところでしょうか、階段からどんどんドンドンっと足音が聞こえてきて、その足音がテレビがあるリビングの隣になる和室に向かっていきました。
和室には洗濯物があるので、お母さんが忘れてた洗濯物を部屋干ししに来たのかな、と思いました。 ですからその足音は気にせずゲームを続けていました。
それから少し経って今度はリビングの隣の廊下をその足音が往復しだしたんです。
流石に変だなって思ったので、ドアにあるガラス越しに廊下を見ました。
そしたらお母さんでは明らかではない人影が私の横を通り過ぎたのです。
それでも私は疲れているのかな、と思い気にせずにゲームを続けていました。
さらに30分が経ったあたりでしょうか、急に視線を感じたんです。
夜中までゲームをしているのでお母さんがこちらをにらんでいるのかな、と思いなんとなくドアの方に目を向けました。
そこで私は驚愕しました。
そこに立っていたのはお母さんではなく、首から上がない人のようなものでした。
その人のようなものが私のことをじっと見ているのです。
私は怖くなりすぐにゲームの電源を止め、二階の寝室に行こうと思いました。
ですが、まだその人間のようなものがいるのではないかと思いながら廊下に出ました。
人間のようなものはいませんでした。
そこからダッシュで寝室まで行きすぐに寝ました。
翌朝、お母さんに 「お母さん!昨日の夜中、和室に来た?」と質問しました。
「行ってないわよ?」
そうお母さんは答えました。その後に私はお母さんによるあった話をしましたが、信じてもらえませんでした。
この時は私の霊感がこじ開けられていた時期でもあります。
風呂場に誰もいないのにシャワーの音がして流れていたり、階段を下る音がしたりと。
お話は以上です。