青い家

学生時代の実体験。

関西の大学に通っていた時のこと。
ある日、サークルのメンバーたちと飲みに行くことになり、
皆授業を終わると夕方校門集まり、隣駅までの繁華街まで歩くことにした。
お金がない学生にとって当たり前なことでもあり、大学前の駅はコンビニや銀行くらいしかない。
飲み会が終わり、私を含め、何人か大学の近くに住んでいたため一緒に歩いて帰ることにし、残りはそれぞれ電車で帰っていった。

私が通っていた大学は田舎にあるため、飲み会をしたお店からそれぞれの家までは皆、田んぼ沿いの道やちょっとした住宅街を通って帰らなければいけなかった。
メンバーの中には、酔っていた子もいたため、介抱しつつ一緒にとりあえず大学の駅前まで帰ることにした。

歩いていると、帰り道を間違えたことに気づき、一番仲の良かったメンバーに聞くと、方向はあっているから大丈夫とのことで、Googleマップを頼りつつ駅に向かって歩き続けた。
歩いている途中、居心地の悪い空気がした。酔っていたのかもしれない。
歩くペースが次第に遅くなっていた。
私は何故だが、突然立ち止まり、右半身だけ、下から頭皮の上までものすごい勢いで鳥肌が立った。今までにない反応だ。
あたりを見渡すと、そこは田んぼ沿いにある住宅街。
その住宅街のなかに他の家とは似合わない青い家が建っていた。
カーテンは全室閉じられ、玄関のドアには施錠されていた。

そうすると、後ろから酔っていた後輩二人が、 『あぁあ!ここ知っとるう!!噂の家やあ!ww』『そうやそうやぁ!ここやぁ!』と叫び、女性の先輩に後ろから首を締め上げられ、 『こんな時間に住宅街付近で叫んだらあかんやろ!迷惑じゃあ!!』と二人の後輩が怒られていた。
他のメンバーもその青い家を見上げ呆然と立ちつくしていると先輩行くぞと言わんばかりに皆をまとめてその夜は無事大学の駅前までつき、それぞれの家に帰宅した。

翌日、警察関係の知人に聞いてみるとどうやら酷い事件があったとのこと
その内容を聞いて思い出したのだ。
実は、高校の時にその事件をテレビで見たのを覚えている。
非常に有名な事件であったため学校でも噂になったことも覚えていたのだ。

ただ、今でも不思議に思える。
何故、右半身だけ鳥肌が立ったのか。
まるで、そっちの方向に目を向かせるように思えた。

飲みすぎは注意ですね。いい勉強になりました。

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