これは僕が見た夢の話です。
有名な「猿夢」という話にオチは似ていますが、
内容は全然違うので、読んでもらえると幸いです。
この夢の始まりは、どこかの団地の7号棟の4階建ての3号室に孤独死した方の例が出るという噂を聞くところから始まります。
実際行ってみようと思い、友人数人とその団地に行ってみよることになりました。
その団地につくと結構古くからある団地だったので、見た目は結構ボロかった。
エレベーターはなく、階段のみ。
その団地は1つの階に2部屋あって、上の階の左側から1号室、
右に移って2号室という造りで、3号室は3階の左側にあった。
ちなみに階段は部屋と部屋の真ん中の位置にあって、
コンクリートでできていた。
3号室はなぜか鍵が空いており、3号室に入っていった。
この時から、先頭の友人は、既に何かに導かれるようにしていた。
中はテレビとかで見るようなゴミ屋敷 流石に食べかけの弁当が腐ってたりはしなかったが、何故か服などのものがそのままにされていた。
亡くなった方が寝ていたであろうベッドや、
山積みになった鍋などを見たが、 まだ夕方前ということもあり、
そこまで怖くもなく、何もなく終わった。
俺は、何か嫌な予感がして、階段の所でもう一人の友人と待っていたのだが、
ふと外から声が聞こえる。
それは見たことない子どもたちで、
直感的に「ああ、このあたりの近所の子だな」と思った。
何を叫んでいるんだと耳を傾けてみると、
子どもたちはすごい声で 「逃げて!!」 と叫んでいるんだと分かった。
その瞬間マジでヤバそうな気配が団地全体から出て、
階段に一緒にいた友人と下まで階段を全速力で下った。
一番下まで着くと、まるで俺たちを喰うように床がめくれ上がって出口を塞いでいた。
幸いまだ隙間が空いていて、そこをこじ開けて外に出たが、
3号室にいた友人はほとんどそのまま喰われてしまった。
それと、「逃げろ!!」と叫んで、助けてくれた子どもたちはいつの間にか消えていて、また直感で、
「あの子達も、この団地に喰われて亡くなった子供なんだな」 と思った。
ここで終わればまだ良かったんだけど、「ああ、夢なんだ」と理解して、夢から覚める直前に、
大きな声で、 「逃げるな!!」 と、声が聞こえた。
多分、この夢を次に見たときは、俺、死ぬと思う。
ちなみに、この夢は妙にリアルで、
また、夢の中で動いた分だけ、起きたときに汗をかいていた。