2日前、琵琶湖でお子さんが水の事故で亡くなりました。
そして今日、又、同じように幼いお子さんが、琵琶湖で水の事故にあったと報道されていました。
いずれも、家族で遊びに来ており、浅い水深での事故、という事でした。
私はつい先日、琵琶湖で実際にあった怖い話を聞いたばかりだった為、
本当にゾッとしました。
夫の仕事上の先輩から聞いた話です。
約40年ほど前の事ですが、先輩は、高校の水球部に親しい友人がおり、その人から、夏休み明けに相談されたそうです。
水球、とは、水中の格闘技と言われるほど激しいスポーツです。
泳ぎが達者なのは当たり前、その上で競技がなされるわけです。
先輩の高校の水球部では、日頃の過酷な練習とは裏腹な、夏合宿という名目のバカンス的な琵琶湖合宿が設けてあり、部員たちは毎年楽しみにしていたそうです。
その年も、琵琶湖まで徒歩で行ける距離の宿を取り、荷物を置いた部員たちは早速水遊びをしていました。
陽も傾き、宿へ戻ろうと集合をかけましたが、1人の部員が戻ってきません。
とにかく、泳ぎにに関しては腕に覚えがあるものばかりだし、危険な箇所に敢えて近付くような事は、水の競技に携わる面々としてはするはずがなく、先に宿へ戻ったのだろうとその場の誰もが思ったそうです。
そして、ご想像通り、その部員は宿には戻っておらず、
捜索の末に、遺体で発見されました。
さて、貴重な夏休みの思い出、皆んなが楽しみにしていた合宿です。
40年ほど前には、デジカメも携帯も存在せず、フィルムカメラが主流でした。
合宿へ向かう移動中、宿へ着いてからの浮かれた様子、など、その時々での撮影がなされておりました。
夏休み明けに先輩は、青ざめた水球部の友人から、現像プリントが仕上がった写真とフィルムを見せられたのです。
そこには、亡くなった部員の直前までの元気だった姿もありました。
しかし、その部員が映る写真全てに、奇妙なものが写り込んでいたのです。
それは、その部員の背中あたりに、写っていました。
大きさは5〜6歳の幼児くらい。
両腕の肘を直角に曲げ、部員の肩を押さえ込むようにグッと突っ張っているようにみえました。まるで、地面にめり込ませようとしているように。
黒く、モヤの塊のように形は曖昧なのに、何をしようとしているのかは分かった、と、先輩は話していました。
全てのその部員が映るショットに、そいつは必ずそのスタイルで一緒に写っていました。色んな角度、距離。
全てのその部員の写真に、写り込んでいたのです。
フィルムも見たし、もちろん写っていた。
どうしていいか、本当に分からなかった。
その頃流行っていた心霊テレビ番組に出すとか、そんなふざけた気分には一切なれなかった。
その写真がその後どんな風に処分されたのかは分からない。
俺はそれから、琵琶湖の水にはどうしても浸かれなくなってな。
いまだにダメだ。
普段は、還暦も近いおっさんとは思えない楽しいイタズラを後輩に仕掛けるような、そんな先輩が、真顔で教えてくれた話です。
