どこにいった

実家に住んでいた時、タバコを吸いに外に出た時の話です。
実家は母屋と離れがあり、その間に結構な広さの空間があります。
そこにはテーブルやイスなのがあり、そこでタバコを吸っていました。

古い家なので倉庫と離れは一緒になったような感じの家です。
離れの横には使っていない車庫とトイレがあります。
車庫の反対側に道があるのですが、外のテーブルからは倉庫があるので見えないはずなんです。

タバコを吸っていると白い服で傘をさした女の人が歩いているんです。
見えるところは歩けるところがないはずなのに、
そこにあるのは鯉がいる掘りなんです。
そこに道があるかのように歩いています。

驚きすぎてただ息を殺してみていることしかできませんでした。
女が歩いている向きからして車庫やトイレにぶつかるはずなのに、どこにいません。
念のため道に出てみましたが、田舎の道なので見失うはずがないのですが、見つかりません。
怖くなりしばらくは夜外に出でることができなくなりました。

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