こわいはなしつくりました・その4

こんな話を思いついた。

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あなたは怖い夢を見て目を覚ます。
内容は覚えていないが、とても怖かったことだけは覚えている。
夢で良かったとあなたは胸を撫でおろす。
ついでに水でも飲もうと立ち上がりかけた時、
あなたは唐突に夢の内容を思い出す。
そうだ、夢の中でもこうやって立ち上がろうとして……。
ベッドの下から伸びてきた手に足を掴まれて……。
あなたはふとベッドの下を見下ろす。
ベッドの下からやけに長い手が伸びていて、
あなたの足を探してさまよっているのが見える。