鏡女

霊媒体質っていう言葉があるが、これは単に一種t類ととらえてはいけない。
同じ霊媒体質でもいろいろな癖がある、というか能力の差がある。
大きく分けると
①霊を信じて、それなりの対処法を取れる人種(これはまず心配ない)
②信じていて怖がるんだけど対処ができない、
しかも自分で見えないことが多く、拾っていても気づかない鈍感タイプ
③霊は信じないといいながら、実際はばら撒いて歩いている伝染病タイプ…
これが一番たちが悪い。
④これも怖いが、怖がりで霊をの存在を信じていて、
人がいいから全部拾ってきてしまうタイプ

実はこれ、全部私の主治医になった面々の霊性。
不思議なことに全部女医。
それで不思議なのはうち3人が産休に入ったのだが、
戻ってきたらクリアになっている。
女性は子供を産むと体質が変わるのか、
子供に受け継いでしまうのか今のところはわからない。
そして最近、不思議なタイプの看護士がいることに気が付いた。
中年のシングルマザーなのだが、彼女だけどうも空気がおかしい、
というか、ふつう私たちの目に相手の背景が見えるのだが、
彼女は不思議なことにいつも複数のもの、しかも本人とは関係ないものが映る.

たとえて言えば、関西出身の彼女なのだが背後に北陸地方の雪景色と、
四国のきれいな清流が同時に見えたりする。
どうにも気になって、
見える地域に縁があるか聞くと自分には全く縁がない…という。
そのやり取りを聞いていた彼女が担当していた患者が、
それワシの故郷だ、と言い出した。
それも二人が二人私の霊視にあっている。
どうやらこの看護師、何らかの要因で周囲の人間の背景を映し出してしまう
「鏡人間」になってしまっていたようだ。
まあその症状も数か月で収まったが、その間急激にやつれたのには驚いた。
どう考えてもこの現象の原因がわからない。
誰か詳しい人がいれば、原因を教えてほしいものだ

朗読: 【怪談朗読】みちくさ-michikusa-

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

閉じる