これは実話です。
K家という家があって、おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんとおばあさんには7人の子供がいました。
子供たちは皆独立していて、おじいさんたちとは別に住んでいました。
数年前におじいさんとおばあさんが、相次いで亡くなりました。
子供たちは、おじいさんとおばあさんが住んでいた家を処分することにしました。
そこで家にあった仏壇をどうするか、ということになりました。
普通なら長男が引き取って先祖を守っていくのでしょうが、K家の長男はそれを拒否しました。
次男、三男、四男たちは「長男が引き取らないのなら自分もいやだ」と言い出しました。
長女、次女、三女たちは「自分は嫁に行ったのだから実家の仏壇は持っていけない」と言いました。
このような状態でしばらく揉めていたのですが、とうとう三男が「では自分が仏壇を管理するから」と言って一応この話は決着しました。
そういうわけで仏壇は三男の家に安置されることになりました。
しかしその後、この兄弟たちに不幸な出来事が起こります。
兄弟の子供たちが次々に亡くなっていったのです。
それもなぜか長男ばかりが亡くなったのです。
ただ仏壇を管理することになった三男にも長男がいましたが、彼だけは今も健在です。
K家を知る人たちは「ご先祖様をないがしろにしたからバチがあたったのだ」と言っています。
もしその通りなら、ご先祖様が子孫を殺したということになりますが・・・