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虎の威を借る

絶対皆さん感じたことあると思うんですが、
背中に視線を感じたり、視界の端になんか写ったように感じたことってありませんか?
僕は最近はあんまりないんですが、毎日それ感じてたんです。

それは一応”見えてる”扱いらしくって
「結構身近にいるんだなー」なんて思ってました。
それで嫌な思いしたことなんてないもんだから、
少し見えなくなってたときには残念だなんて思ったこともありました。

で、「最近あんまりないんだよなー」なんてお寺の友人に話したら、
引きつった顔で「そらそうだわ」って言われたんです。
よくわからんかったので、「どういうこと?」って聞いたら
「家帰ったら鏡見ろよ」と言われました。
古い友人だとしてもひどい言いようです。
まあ鏡見ましたよ。でも何もなかったので、
「顔がひどいってことか、、、」って落ち込んでから寝ました。

数日後に電話があってその友人が事故ったって言われました。
病院に見舞いに行ったときに、エントランスのガラスに一瞬仔猫が写ったように見えました。
友人のいる4人部屋に行くと、友人の向かいのベッドのおじいさんが
急に叫び始めたんです。
「うあぁぁぁああ!やめてくれ!悪かった!
儂が悪かったから!許してくれぇぇ!」って感じでした。
すごくビックリしてすぐに帰りました。

数日後、退院してきた友人にそのおじいさんが亡くなったと言われました。
持病の急激な悪化が原因だそうで、もうすぐ治る筈だったそうだと言っていました。
その後にぼそっと「お前の後ろな、でっかい猫とか虎みたいなのがいた」って真剣な顔で言い、
「あいつら、多分あのじいさん連れってったんだろうな」とも言っていました。

そこから先はよく分かりませんでしたし、後日談もありませんが、
あのおじいさんの悲痛な叫び声が頭に残って離れませんので
書かせていただきました。
読みにくい文章ですみませんでした。

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