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私は、幼い頃から何か不思議なモノが見えたり、感じたりしていたからか、
外で1人になった時に近所の友達の親から
「気持ちの悪い子。いつか鬼になるよ」と、なぜか言われていて、
その事を親にも言えず 怖くて布団の中で泣いていた記憶があります。

母も変な子だとはわかってはいたようで、お盆は地獄の釜が開いているから、
海にも川にも行ってはいけない、連れていかれると言って、
お盆の最終日には外にも出してもらえず、
お墓参りにも行ったことがありませんでした。
何度か連れていかれそうになった私や弟妹を母なりに守っていたようです。

私が中学3年のある日、家に来ていた母の知人さんが
宗教の勧誘のような話や念仏を唱えると特殊な現象が起こると話しているのを聞いて、その知人さんが言う特殊な現象は私にとってごく普通の事だったので、
それは普通の現象ですよ。と、目の前で見せたら
「変よ。異常。普通じゃない。何か憑かれてるんじゃない?
上に報告しとくけど、どうにかした方がいい!」
と、まるで私が鬼か悪魔にでも憑かれているかのような目で見ていました。
後日、その某宗教団体から私宛に経典が段ボールいっぱい届いたらしく、
母は気持ちが悪いからと私に見せないまま送り返したと言ってたことがありました。

母は、心配になったようで高校からの親友で霊感があって お寺に嫁ぎ、
お寺で色々な人の相談事を聞いている、クロちゃんに相談したようでした。
クロちゃんは「母親なのに今まで知らんかった?あの子は、見える子よ」
と、言われたと、スッキリしたような母の笑顔が忘れられません。
私は、初めて誰かに理解してもらえた、分かってもらえた事がとても嬉しかったです。
クロちゃんは、たまに家に家族で泊まりがけで遊びに来てくれていたので、
私も何度かお会いしたことがあった人で、
私を初めて受け止めてくれた人でした。
そんな感じで育ってきたので、心霊スポットのような所には行かないようにしていたので、
普段の生活で恐怖体験は数えられるほどしかないですが、
不思議な体験ならいくつもあります。

数年前の出来事ですが、友達と2人で夕食にファミレスに行った時の話です。
食事時と言うこともあり満席で、席に案内されるまで少し待ちました。
案内された席は4人掛けで、右隣の席には大学生ぐらいの男の子が
3人楽しそうにしていて賑やかな席の隣でした。
4人掛けのテーブル席は、通路側の椅子2つは普通の独立した椅子
壁側の椅子はソファータイプの椅子で、
その壁側のソファータイプの椅子に3人の男の子が顔を寄せあって話したり、
笑ったり折り重なって横になったり、
小学生かと思うほど人目を気にせず楽しそうにしていました。
私はその光景を楽しそうだなぁ~と横でチラ見しながらメニューを選んでいました。
そのうち、チェックの服を着た男の子1人が通路側の椅子に移り
背筋を伸ばして座り 2人がイチャイチャしているのを笑い疲れたような笑顔で、
愛しそうに見ているのが印象的で、
その視線から右側の男の子が好きなのかな?
でも、さっきは左の男の子にバックハグしてたしなぁ
何て思いながら 私達は注文をして、フリードリンクバァーに飲み物を取りに行き
友達に、隣の男の子達3人で仲良しだね、三角関係だと辛いね!と、小声で言うと 友達は、え?2人だよ。と言うのです。
私は、えっ!3人だよぉ!と言って席を見る
壁側の男の子2人だけが笑顔で座っている。
さっきまでチェックの服の男の子が通路側の椅子に座ってたけど。と言うと
来たときから2人でイチャイチャしてたよ。と、友達は呆れた顔で呟く。
いや、3人だったよぉ! なら、お皿の数を数えてみようか!
と、席に着く振りをしながら数えて見ました。
コップも食べ掛けのお皿も2人分しかありません。
あんなに楽しそうだったのに
いなくなった男の子のことを思うとちょっと切なくなりました。

私と友達はこんな感じの会話をよくします。
私には見えている、友達には見えていない。
そんなチグハグナ会話を ファミレスを出て友達が運転する車に乗り
帰宅途中 助手席から左後方 バックミラーにバイクがチラッと見えましたが
違和感がありミラーを覗き込みました。
バイクの後ろに立った人が乗っているのです。
思わず、
「サーカス?アクロバティックな乗り方で危なくない?」と3度見しました。
後ろに乗っている人が男か女かはわからないけど立っている。
友達は、ルームミラーで後ろを見ていつものようにいう。
そんな人いないよ。 いるって!と言っていたら
そのバイクが私たちが乗っている車を追い越していったのですが、
その時はバイクの後ろには誰も乗っていませんでした。
いつしか友達との会話で
「あの人、私にしかみえてない?」
「いいや、自分にも見えてるよ」
そんなやり取りが入ることが普通になっています。

今は、そんな話が出来る友達がいてくれて嬉しいですが、
理解はしてくれてないみたいです。

朗読: 【怪談朗読】みちくさ-michikusa-

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