ついてくる足音

 私が今まで体験したいくつかの中で、一番怖かったものを紹介しようとおもいます。

 たしか小学3年生の時の3日間あったことです。
 私はスイミングスクールに通っていて、スクールバスが小学校の入口に来て送り迎えをしてくれてました。
 私は月木とスイミングスクールに通っていて、普段は放課後に母がプールの道具を持ってきてくれ、それを受け取りプールに行き、帰りは小学まで車で迎えに来てくれていて帰るという感じで通っていました。
 ですが、ある事で母を怒らせ迎えに来てくれなくなった3日間のお話です。

 時間は午後7時位のことです。
 母を怒らせて迎えにきてくれないので歩いて帰ることになり、普段の帰り道を普通に歩いて帰っていましたが、私の家は国保病院を通って帰らないと行けない位置にあります。
 明るい時間帯は何も感じなかったですが、夜となると少し怖いなと思っていましたが通らなければ変えれないので、深く考えず国道を渡り病院の通りに行こうと歩きだしたその時のことです。
 国道を渡るのに歩道橋を使い、5歩位歩いたら、後ろから足を地面にズルズルと擦って歩くような足音がしました。
 100メートル位離れた感じに聞こえ、私は不思議に思い振り返りました。 でも誰もいませんでした。
 しかも国道を挟んでいるので、100メートル後ろの足音は車の音にかきけされるはずなんです。なのに聞こえたのでおかしいとは感じましたが、自分の足が地面を擦った音が聞こえたのだろうと思い、また歩きだしました。
 するとまた100メートル後ろから私と同じペースで足音がしてきました。 しかも少しづつ近づいて来ている気がします。
 少し怖くなり後ろを向いて確認しますが誰もいません。
 しばらく後ろを向いていると足音も何もしませんでした。
 やはり気のせいだと思い歩き出しましたが、私が歩くと足音はして、止まると足音はしません。怖くなり早足で帰ろうと歩くペースを速めると、同じようにズルズルと早足で足音はついてきます。
 しかもだんだん近づいて来ているのがわかりました。
 病院の入口に差し掛かった時に、50メートル位後ろに来ていると感じましたが、病院の入口を過ぎたとたん足音は消えました。
 怖かったーと思いましたが、そのあと家まで5分くらい何もなかったのですっかり忘れ、次のスイミングの日の帰りになりました。

 まだ母の許しを得ていなかったため、その日も歩いて帰ることになり歩道橋を渡り終えました。
 この前はここで変な足音に追いかけられたななんて思っていたら、同じタイミングでやはりズルズルと足尾とがしてきました。
気のせいではなかったと私は焦りだし、今回は近付かれないぞと最初から早足で歩きました。
 すると足音はズルズルと同じタイミングでついてくるのに、どんどん迫って来ているのです。
 怖くて一度止まり一呼吸おくと、足音もしません。 一度振り返り後ろを確認しても誰もいません。
 病院の入口まであと少しのところで、すでに近くに足音は迫って来ていました。
 病院の入口についたら消えるんだと思い、これなら大丈夫と安心し早足で歩きだしました。
 そしたら足音はもう真後ろに迫っていました。
 私はびっくりして走りだし、病院の入口まで大慌てで行きました。
 病院の入口を過ぎると足音はやはりいなくなっていました。
 馬鹿な私はそれでも母に謝らずまた、スイミングスクールの日になりました。

 これで三日目です。
 スイミングスクールの帰り道、もう足音はしないだろうか、それとも足音はするのかびくびくしながら、いつものように歩道橋を渡りました。
 今回は歩道橋を渡った時点で、30メートル位後ろにもう足音は迫って来ていました。
 私はびっくりして、半ば走っている位の早歩きで歩きましたが、歩道橋と病院の入口の間位まで来ると、足音は私のすぐ後ろまで迫って来ていました。
 立ち止まり後ろを向いて確認しますが誰もいません。
 そのまま立ち竦んでいても足音はしないし、後ろから抜く人もいません。 怖くてたまりませんでしたが、歩かなければ家にかれないので歩くしかありません。
 自分を奮い立たせて歩きました。
 病院の入口まであと10メートル程となったときです。
 真後ろについてきている足音が、突然私の後ろでズザザザザっと地面をズルように迫ってきたのです。
 私は後ろを振り向く間もなく、「踵の後ろだ! 何かされる!」と思い、その音にびっくりして全速力で病院の入口まで走りました。
 そして足音がこない事を確認もせずに、そのまま走って家に帰り母に泣きながら迎えに来てほしいと泣きつき、それ以来夜にはその通りを通っていません。

 私の文章が下手なので上手く伝わらないかも知れませんが、何個か味わった怖い体験でこれが一番怖かったので書きました。

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