某 旧ヘルスセンター

今までに 幾つか話を投稿させて貰いました。
全て実話ですし、今回のも実話ですが、色々と不味いので 少しフィクション混ぜて書かせて頂きます。

高校の夏。ある話を先輩から聞きました。
「ヘルスセンターって知ってる?お化け出るらしいから 行ってみて!」

自分が通っていた高校は色んな場所から人が集まってきてる学校でしたので、何人かに話を聞いたら すぐに場所は割れました。

その中の一人から「でもあそこは族やらなにやらが集まるから 今はチェーンで鍵かかってるぞ?」って言われたので 色々と準備して行きました。

向かったのは三人。自分 とa b にしときます。
本来なら夜に集まるのが相場だと思いますが、少し前に 行った場所で怖い思いをしていたので昼に集まりました。

秋口のいい天気の日でした。
昼でしたが、「一番怖いのは地下のボイラー室」っと 聞いていたのでライトとチェーンを切るためのパイプカッター。
それだけを持って行きました。
ただ、昼間でしたのでチェーンカッターって意外に大きいんですよ。
今考えればおかしいんですがギターケースに入れていきました。

電車と徒歩でその場所につき、初めて行った場所だったので 驚いたのが普通に道路沿いにありました。
自分等 三人は入り口に立ち、aを道路沿いで監視させ 自分がパイプカッターでチェーンを切りました。

aを呼び、三人で中に。
流石に昼と言う事もあり、怖くはありませんでした。

心霊スポット独特、もしくは 忌み地などの独特の空気感もなく、普通に探索をしました。

a「とりあえず上は怖くないし地下のボイラー室いかね?」
b「OK、そこは見ねーとな」
その頃 自分は、地下に降りる階段を見つけて 二人を誘導しました。

三人で普通におり、 途中から秋の陽射しが届かなくなりかけた頃に 各々が持ち寄った懐中電灯に灯をともし いざ地下へ、最初に視界に飛び込んできたのは 大浴場でした。

そこでaがふざけて
a「おい!撮ってくれ!」
勿論、お湯など入ってない風呂の中でふざけているaをbが撮ります。
bは「記録用だ」って事でビデオカメラを持ってきていました。

ふざけているaを撮っているbを尻目に、ボイラー室を探しに行きました。
しかし、ボイラー室などありません。

自分「おい!ボイラー室なんてねーぞ?」
a「いやいや!あるだろ?ちゃんとみた?」
自分「見たけどさ、ねーわ。ってか地下に大浴場しかないって変じゃね?」
b「ってかさ、ライトあるけどあんまり写んねーし上もどろーぜ」

自分等は何も起こらない事に呆れ上に戻り、落ちていたスプレーで 高校名やら名前やらを、沢山スプレーでお絵かきしてある中に加え、とぼとぼ帰りました。

a「マジで拍子抜けじゃね?折角パイプカッターまで借りてきて開けたのに!」
自分「確かにな、とりあえずbが撮ったビデオでも見よーぜ?」

三人は消化不十分のままaの家に向かいました。
コンビニで炭酸の麦茶と、お菓子を買い、 いざ観賞会。

映像は自分がチェーンを切る所からスタートしました。
当時はしかないって達を見てるってだけで面白くて、三人で笑いながら 映像を見ていました。 そしていざ地下へ。

以下会話
a「大浴場だな!入ってみるわ!」
自分「怪我すんなよ?後々めんどーだから」
a「わかってるって!でもよ?コレにお湯入ってたら泳げるな!」
b「でもさ、あんまり写らねーな!撮ってる意味あるか?」
自分「とりあえずボイラー室見付けたわ!行ってみるか?」
a「いいね!その為に来たからな!」

ここでbが映像を止めました。

b「おかしくね?ボイラー室見つけれなかったから俺等は上に戻らなかった?」
a「いいじゃん!いいじゃん!盛り上がってきたねー!」

とりあえず続きの映像を見る事になりました。

a「あれか!なんか錆びてるけどこのドア明くのか?」
b「わからん。でもどうせなら壊してでも入ろうぜ!」
???「入っても良いけどさ、知らないよ?」
自分「まぁ、入らなきゃ分からないしなぁ。a開けれるか?」
a「いや、きついわ!どうなってんだ??鍵掛かってる風にはみえねーけど!」

???「浴場の中に鉄パイプ落ちてるから使ってみたら?」
a「いいね!あ!これか?色々とつかえそーじゃん!」

ここでまた映像を止めた。

自分「あのさ、知らねー奴の声しねー?」
a「またまた!おどろかそーってか?甘いねー!」
b「いや、確かに聞こえるわ。誰だコレ?」

そこで巻き戻そうとした時に影像が勝手に進み始めました。

a「これなら壊せるかもな!」
っと映像の中でaが鉄パイプを ふっています。
そこで三人とも言葉がつまりました。

鉄パイプを振っているaの周り、お湯?違います。
茶色?解りませんが色がついた液体が浴場の中に張ってました。

b「コレやばくね?留めた方いいぞ!」
っと言った時に映像が全て 巻き戻しされていきました。
パイプカッターで開ける最初に。

すいません。なんの脈絡もないですが、ここで終わりです。
はっきり言って、aはこの後から大変でした。
人生と言う 上ったり下ったりする長い道を下り続けていきました。
詳しく書きたいですがaの家族がもし、コレを読んだら気まずいです。

そのビデオを見た後輩も会っていませんがどうなったんでしょう?
俺とbにはなにもありません。
本当に落ちが無くてすいません。

朗読: 【怪談朗読】みちくさ-michikusa-

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