魔女

父が小中学校にかけて見ていた夢がありました。

その夢に「魔女」がいたようです。
ある霧がかかった森の奥深くに魔女がいました。
その姿は正しく西洋の魔女、顔の多くの皺が長い年月を過ごしてきた事を表していて、
ホウキは基本的に持っていなかったようです。
あまりに特徴的だったから、どんな顔だったか当時は絵にする事もできたみたいです。

父は出くわす度に何かされて、させられたようで ある時はイタズラで急に後ろを立ったり
ある時は森から出ようとしても脱出はできず、笑われる
ある時は何かを手伝わされたり
そしてある時は「こっちに来なさい」と言われ付いていくと
少し景色のいい街が見える場所に着き、
すると魔女が
「今から世界の終わりを見せようか?」と不気味な笑みを浮かび
そして全ての街が一斉に地獄へと変わりました。
パニックになった父は最後魔女の高笑いを聞いて目が覚めました。

それから記憶にも残らない夢を見て自然と見なくなったようです。
「今は忘れかけて絵は描けないけど本当にリアルなおばあちゃん魔女だった。
余程当時は魔女に敏感だったのかなぁ?でも今でもあの笑い方は腹立つなぁ」

朗読: ゲーデルの不完全ラジオ

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