【体験談】曽祖母の家で

この話は実際に私が体験した話です。
また、この話は人に話さない方がよいと言われていたので
文章なら大丈夫かと思い投稿します。
なので、もし、不安な方は話を読まないことをお勧めします。
話が長く、文章も稚拙ですがお許し下さい。

私がまだ小学生で曽祖母が生きていた頃の話です。
私は夏休みのお盆の時期になると母側の曽祖母の家へ泊まらせて頂いていました。
私は同じ理由で泊まりに来ている従兄弟と遊ぶのが楽しみで毎年楽しみにしていました。
しかし、一つだけ嫌なことがありました。
それは、私が寝る部屋は仏壇や骨董品が置いてある和式なのですが、
その部屋の壁に掛かっている能面が怖く
小学生の私にはとても怖く感じていました。
能面は翁・小面・般若の3つがあり、
夜になっても月明かりでうっすらと表情が浮かんでいるのは今でも恐怖に感じます。
ですが、特に何が起こる訳でもなく毎年、お盆が終わると自宅へ帰っていました。

しかし、事がおきたのは小学5年生の頃です。
その頃もお盆が終わり無事、家に帰宅しそのままお風呂に入っていました。
髪を洗い泡を流している時、何気なく目の前の鏡を見ました。
すると、鏡には私から見て私の顔の右側に小面に角が生えたような仮面が写っていました。
私はすぐに風呂場を飛び出し、服も着替えぬまま台所にいる母のもとまで走って行きました。
そして、母の驚いた顔など気にせず風呂で起きたことを話しました。
母は聞いてはくれたものいるはずがないと私を笑い、相手にしてくれませんでした。
私は怖かったのでリビングで服を着替え、
そのまま自分の部屋がある2階へ行こうと階段を上がりました。
すると、一瞬、足が自分の部屋に行くのが見え、姉か妹が自分に何か用事があって部屋に入ろうとしているのかと思い、
私はその姿にむかって『何か用でもあるの?』といい自分の部屋の扉まで上がって来ました。
その瞬間、私は気づいたのです。
扉の閉まった音など聞こえてもいないのに扉が閉まっていることに。
私は好奇心で扉を開けました。
しかし、部屋は真っ暗で電気も付いておらず誰もいませんでした。
私は恐怖で足が震えてしまい、そのまま布団に入ると頭まで布団を被りながら眠りました。

その後は何も起こらず夏休みも明け学校が始まりました。
私は霊感があるという友達にこのことを伝えました。
すると友達は『あまりこの話はしない方がいいよ』といいました。
そのまま続いて『夏休みにどこか旅行でも行った?』と聞かれました。
私はお盆に曽祖母の家に行ったことを伝えました。
すると、友達は
『多分その時に憑いたんだろね。気にしなければ大丈夫だから。』
といい正体は何なのか教えて欲しいといいましたが、
知らない方がいいと言われ、結局教えてもらえませんでした。

その後、お盆に曽祖母の家に行った際、
中学2年生の頃に深夜2時にリビングの部屋の電気が誰もないのに勝手についたりして、私はだんだん曽祖母の家に行くのが怖く感じてしまいました。
そして、高校生になってからはお盆になっても行かなくなり、
だんだん疎遠になっていきました。

ですが、去年の大晦日に就職する報告を親戚にする為5年ぶりに訪れました。
曽祖母の家はあまり変わっておらず、曽祖母が三年前に亡くなった後、祖母が住んでいるくらいでした。
私は祖母に言うまいか悩んでいましたが過去にこの家で経験したことを話しました。
すると祖母にも不思議な経験が何回かあると言い、
夜中に廊下を歩く音が聞こえたり誰かの声が聞こえたりあったそうです。
結局、祖母とも話をして正体は曽祖父・曽祖母なのではないかと話していましたが、本当はどうなのか今も分からずじまいです。

今年も後少しで終わり、来年には東京オリンピックが開催されますが、
私は今年の大晦日に曽祖母の家へ行くか迷っています。
もし、行った際何かあれば投稿したいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
皆さまも来年も無事でいられるようご祈祷します。

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