ねぇ!

これは私が高校生の頃の話です。

その日は学校の定期テストが行われている週でした。
テストの一週間前からきちんと勉強をすればいいものの、
不真面目な私にはそんなことができるはずもなく、
毎度毎度徹夜で勉強をしていました。

そんな徹夜続きの夜のこと。
普段通りに自室にこもってテスト勉強をしていました。
耳にイヤホンをつけ、スマホのyoutubeでラジオや怪談話などを聞いていました。
しかし、徹夜といっても終始集中力が続くこともなく
ついついYouTuberの動画を観てしまっていました。

すると耳元で急に「ねぇ!!」と叫ばれ、
反射で「ハイ!勉強します!」と私は答えました。
しかし変なのです。
私は両耳にイヤホンをつけyoutubeを観ていたため
外の声がそんなにハッキリと聞こえるわけがない。
今は午前2時半になろうかという深夜帯。
母子家庭で母と高校生の妹がいますが2人は12時前には寝室で眠りについているはず。
そして何より、私に向かって叫んできた声は幼い女の子の声だったのです。

私は勉強どころではなくなり急いでベットの中に潜り込んでそのまま寝ました。
結果的に提出物も終わらず、苦手な数学てまは29点と散々な結果に会いました。
女の子は徹夜は良くないと伝えてくれようとしたのかもしれません。

その後も懲りずにテスト期間に徹夜勉強を続けたせいか、
もっと怖い思いをしましたが、それはまたいつかお話ししたいと思います。

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