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マンホール

多少の脚色はありますが実話です。
私が高校生の時に先輩から聞いた話と、その後体験したことを書き込もうと思います。

私が高校1年の時の話です。
私は家から離れた高校に通っていたので、平日は学校に併設されている寮に入っていました。
ある夏の日の夜、同じ寮に入っている2つ上の先輩と1つ上の先輩と同級生、
私の4人で談話室で怪談話をしていた時、2つ上の先輩が話してくれた話。

先輩の話し…
2つ上の先輩が高校1年生の頃、
私達が通っていた学校の小学生、中学生と近くの小学生と中学生との交流会があったそうです。
一緒に遊んでお昼を食べて近くの小、中学生が帰る時間になって点呼をとった時
小学生1人、中学生1人がいないことに気づいたそうです。
その2人は姉妹だったので校内を2人でまわってるんじゃないかと先生達が探しに行きました。
そんなに大きな学校ではないのですぐに見付かるだろうと先生達も生徒達も思っていました。
ところが1時間たっても2人は見付かりません。
交流に来ていた近くの学校の生徒達も下校しなければいけない時間になったので
近くの学校の生徒達は先生と一緒に近くの学校に帰った後帰宅したそうです。
残った先生達と私達が通ってた学校の先生達が居なくなった生徒を探していると、
1人の先生が学校の裏手にある柵に囲まれたマンホールのふたが開いているのに気付き、
そのマンホールに落ちたのかも知れないと慌てて他の先生達を呼びに行きました。
結果を言ってしまえば2人は見付かりました。
そのマンホールの中でミイラのようになって…。
と言うのが先輩の話しです。

そこまで聞いたところで異変が起きました。
私達は電気をつけたまま怪談話をしていたのですが、
その電気がいきなりバチンという音と共に消えたんです。
もちろん誰も電気のスイッチを押してもいないし、近づいてもいません。
誰かが廊下の方を指差して 「まど‼」と言ったので私達は廊下の窓の方を向きました。
そこにはセミロングで制服姿の少女と髪を2つ結びにした女の子が立って居たのです。
その2人を見たとたん1つ上の先輩と同級生は悲鳴をあげ、泣き出してしまいました。
その時私には確かに「やめろ!それ以上話すな‼」と言う少女の声を聞きました。
先輩と同級生が泣き出し足音がした所でその2人はフッと消えてしまいました。
足音は夜勤の先生が来た音でした。
泣いていなかった私と2つ上の先輩が先生に事情を話しその場はお開きとなりました。

その話しにはまだ続きがあったようですが私達は聞いていません。
最後まで聞いたらマズイと本能的に思いました。
まぁそう思ったのは私だけじゃなくその場にいた全員が思ったことではありますが。
そして、私はその日の夜夢を見ました。
それは先輩の話しに出て来た柵に囲まれたマンホールへある先生が行く所でした。
その夢が不思議だったんです。
柵に囲まれているのは今もその夢も変わらないのですが
その夢では柵の手前辺りに小さな作業小屋がありました。
その小屋の中に石像があり、その石像を動かすと隠し扉があり
その扉から柵の内側に行けて先生がそこに行くという内容の夢でした。
その夢を先輩に話したら先輩が
「よくしってるね。○○が入学する前にもうその小屋は壊されてるのに。」
と言われました。
私は少し背筋が寒くなりました。
最後まで聞いていたら私は彼女達に連れていかれていたかもしれません。

長文失礼しました。
分かりづらい部分もあるかと思いますがご了承下さい。

朗読: 影野ゾウの螺旋怪談

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