初めまして。
皆さんみたいに凄い怖い体験はしてないのですが私が過去経験した唯一怖いお話をします。
金縛り。怖い話では定番の金縛り。
当時小学3年生の私も勿論その存在はしっていました。
ですが全く霊感体質とかではないので怖い話を聞いていても自分には縁の無い世界と思ってました。
ですがその小学3年生の時生まれて初めての金縛りになりました。
目覚めるというよりいきなりパチっ!と目が開く感じです。
隣の部屋の母を呼ぼうとおかぁさん!と叫ぼうとますが全く声はでません。
そんな子供の危機に察知能力が働くような母ではなく呼ぶのは無理と判断。
少し落ち着き初めて金縛りになった自分を観察。
普段よく寝返りするのに今日は綺麗な仰向けだなぁ、眼球だけは動くんだ、と目を動かしてみたり…と、
その時布団は掛かっているのですがその掛け布団の私の太もも辺りに何かある事に気がつきました。
電気は豆球です。
頭は動かせず目の球しか動かせないのですが
その範囲で見ようとして見た時女の人ではなく女の子の頭だけが乗っている事に気がつきました。
こっちを見ているのはわかるのですが表情まではよく見えませんでした。
パッと私は目を閉じてお願いやめてお願いやめてと念じていると、
パッと次目が開いた時は朝になってました。
体は動きます!下の階では母が朝ご飯を作っている音がします。
駆け下りておかぁさん!昨日お化けが出たんよ!と言うと夢よ!と一言で終わりました。
その後何もなく夢かぁリアルな感じだったけどと思いながら大人になり、
その当時付き合っていた彼氏が1人暮らしでそこで月の半分位は寝泊まりの半同棲の様な感じでした。
2階建てのアパートで2階の角部屋だったのですが、
神経質な彼氏で洗濯とか自分の干し方があるといい私は洗濯物をそこの家で干す事が無く、
ベランダに出る事がありませんでした。
ある真夏の昼間、私は部屋の中彼氏はベランダで洗濯物を干していて、
最近臭くない?とベランダから声をかけてきました。
部屋にいる私は何も臭いません。
そう?と返すと多分その辺で野良猫か何かが死んで腐ってるかも…と彼氏。
その日の夜生まれて2度目の金縛りです。
横には彼氏が寝てます。
一気に小学3年生の時の金縛りを思い出し目が動く範囲で周りを見ましたが特に変化はなく、
あの時と同じ感じなら目を閉じていれば大丈夫と言い聞かせて目を閉じていました。
案の定次目を開けた時には朝でした。
起きて彼氏に小学3年生の時の金縛りが夢じゃ無いなら生まれて2度目の金縛りにあった話をして、
その日はなんだか嫌な感じがしたので自分の家に戻りました。
すると彼氏から電話がかかってきて、
下の階がお婆さんの一人暮らしだったようで死んで一週間位経っていたらしいです。
部屋の中には匂いが来なかったのですが窓から匂いが上がってベランダは臭かったみたいです。
怖いから泊まりに来てと言われたけど私がその部屋に行く事はもうありませんでした。
けど普段霊感も無い私が金縛りにあったのは、
そのおばあちゃん早く誰かに見つけて欲しかったのかなぁと…私は何にも出来なくてごめんね。と言う気持ちになりました。
余談ですがその彼氏とはその後別れました。元気かなぁ…