訪問者達

以前二回投稿させて頂きましたが。
今回は、家であった出来事を投稿させて頂きます。

当時2歳の息子Kが天井見上げて。
K「おじいちゃん、おじいちゃんいる」 と言うことがたまにあった。
小さい子によく聞く話なのだが… Kは、僕ら夫婦の親の事をジイジとバアバと呼ぶ。
Kから見て曽父母の事を、おじいちゃん、おばあちゃんと呼んでいる。
おじいちゃんは既に他界しており、おばあちゃんの家に行った時に写真を見せると、このおじいちゃんだと言う。
家族みんなで、何だかほっこりとしていたのだが、この頃から家でおかしな事が起こり始めた。

C子が不意に廊下側の扉を見て
C子「誰か来てる…」 と、何かの気配を感じる事が多々増えていき。
僕「おじいちゃんが、曽孫の顔また見に来てるんじゃない?」 と言っていたのだが。
それにしても頻度が多い。
そのうち子供も突然泣きながら起きてくる事もあった。

最初は怖い夢でも見たのかな? ぐらいにしか思っていなかったのだが、C子が。
C子「おじいちゃんじゃない…誰かまた来てる」 と言い出す。
頻繁にあるわけではないのだが、これが昼夜問わず2年前から起こり始めた。
そして去年の年末あたり、僕もこの異変に気づく時があった。

その日、トイレに行こうとリビングから廊下に出るとお線香の匂いがしていた。
僕「どこかでお線香でも焚いてるのかな?」
なんて思っていたのだが、その時期は真冬な事もあり窓なんか締め切っている。
何か違和感はあったが、トイレで用をたし戻ろうと思った時だった。
トイレの電気だけ点けており、廊下は電気を点けていないのでトイレの電気を先に消すと真っ暗になるでしょ?
その真っ暗になった時なんだけど、一瞬何が起こったか分からず動けないでいた。
それは自分の真ん前、手の平一つ分の距離に何かいる気配があったからだ。
暗くて見えなかったが、それは間違いなく顔だっと思う。
気のせいだろと思われるけど。
おでこのあたりに一定の感覚で息の様なものが掛かっていたから…

この時、冷や汗と心臓の鼓動が尋常じゃなかった。
不意に、目が慣れる前に廊下の電気を点けないと! っと思い、その何かにぶつかる覚悟で手を伸ばした。
前方の壁際にある電気のスイッチを押すのに身体が前に動いた時。
一定の距離を保っているのか、その何かにぶつかる事なく、常に額には息の様なものが掛かっていた。
しかし、電気を点けるとそこには何もいない。 よくある話なんだけど。

心臓バクバクしながらリビングに戻り、今あった事をC子に話す。
C子言わく、ココ最近急に人の気配が増えた気がすると言っていた。
僕「まさかと思うけど、住みついてるとか?」
C子「それは無いと思う」
C子「それに…毎回違う人なんだよね居るのが…」
僕「…」
そう言いながらC子は風呂に入りに行った。
先に入っていた僕とKはリビングにいたんだが、
少しして風呂から出た音がし、廊下からバタバタと走る音がしてリビングの扉が開いた。
そこには焦った様子のC子がいた。
僕「ん?どしたの?!」
最初虫でも出たのかと思ったのだが。
C子「今…見ちゃった…てか目が合った…」
僕「誰と?窓でも開けてたの?」
C子「こんな寒い日に窓なんて開けないよ…知らないおじさんが廊下から覗いてた…」

C子が言うには風呂から出て着替えた後、脱衣所のドアを開けたらしい。
仕上げで、頭をタオルで拭いていた時 不意に視線を感じ、
廊下の方を見ると入口の斜め左上から知らないおじさんが覗いていたと言う。
C子が 「え?」 って思わず言った時に、そのおじさんが、あ!って驚いた顔して、頭を引っ込めたらしい。
俺「幽霊って驚くの?」 と僕は笑っていましたが。
C子「実際に見たら笑えないから!」 っと、僕は肩を1発叩かれた。

確かにC子が言うように一時期そういった出来事が多かったなぁーなんて思う。
つい最近C子と話していて。
僕「そういえば、ここ最近何も起こらないね」 と言うと、C子がある事を言っていた。
C子「Kが楽しくはしゃいでた時に不思議な事多かった気がする…
たぶん、楽しそうな声に釣られてきたのかもね〜」
と、笑いながら冗談ぽく話していたが。

今思えば、例のウイルスで幼稚園も休みになり、
家にいる事が多くなって子供もストレスが溜まってたのか、ここ最近は機嫌悪い事が多かった。
特にイタズラが酷く、怒られて泣いている事が多いけど…その辺りから不思議な事は起こっていない。 たぶん考えすぎだと思うけど。

ただC子いわく、最近KはC子と同じものが見えていて、
それ以外にC子にも見えない何かが見えている時もある、という事を話していました。

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