怪談になるのか不思議な話になるのかちょっと判断できなかったのでこちらに投稿させていただきます。
自分の伯父から聞いた話です。
伯父がある峠道を車で走っていました。時間は昼間から夕方にかけてのまだ明るい時間帯で、その道はセンターラインは無いのですが車はすれ違える程度の道幅だったそうです。カーブに差し掛かったところでカーブミラーに目をやると対向車が見えたので、すれ違いやすいように車を左に寄せつつカーブを抜けました。カーブを抜けた後助手席に乗っていた伯父の奥さんが「あれ?今対向車って来たっけ?」と一言。伯父も言われて気がついたらしいのですが来ていたはずの対向車とすれ違っていなかったそうです。途中に横道も無い所だったので二人とも「え???」となったそうです。「見間違いじゃない?」と自分も聞いてみたのですが、伯父だけでなく奥さんもミラーで対向車を確認していたのでそれはない、とのことでした。
当時、伯父は銀行員でその峠道の近くの担当だったので後日営業に回った際に付近の方に色々聞いてみたそうですが、その峠道での事故や事件などは特に無かったそうです。
未だにあの車がなんだったのかよく分からないまま、というお話です。