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夢幻

‍自分は以前、トラックの長距離運転をしていました。
その仕事は時間に追われ、眠たい目を擦りながら、日々の業務をこなしていました。

そんなある日の事、 高速に乗り、東北から北陸に向かい、北陸道を走っている最中、
昨晩も睡眠時間が短かったせいか、日差しの陽気に誘われ眠さの限界を感じ、最寄りのSAにて仮眠をとることにしたのです。
駐車した瞬間に、力の限り助手席に移動し、すぐさま眠りにつきました…

瞬時に眠ったせいか、夢か現実かわからない中で、
自分は、6つ離れた自分の妹と、4つ離れた友達の妹と3人で、水族館にいました。
2人は何故か小学1、2年生ほどの姿をしており、服装は、その頃に学校指定で着ていた黄色い雨具を着ていました。
確かにその頃は、自分がその友達の家へ遊びに行くと決まって、妹も着いて来ては、女の子同士で仲良く遊んでいたっけなー。
なんて懐かしさを感じつつ、自分達3人は、水族館内を見回り、外を見ると、
夕方にもなってきたので、上記にもありました様に、夢か現実かわからない中でしたので、
普段通り「おーい、もう帰るぞー!」と、2人に言いました。
そしてフッと気付くと、当たり前ですが、自分はトラックの助手席で横になり眠っており、
まだ寝ぼけていた為、「まだ2人は戻って来てはいないのか」と、また一眠りして待とうと思ったのですが、
だんだんと「これは夢だ。なんだ寝ぼけてたんだなー」と、体を起こそうと… 体が動きません。
ただ目だけが動き、車内を見渡しても何も無い。
そして左手のサイドミラーをフッ見ると、少し離れた所に、ちょうど2歳差ほどの身長差をした女の子2人が、
黄色い雨具を着てこちらに歩いて来ているのです。

怖いながらもじーっと2人を見ていると、だんだんと近づいて来て…
金縛りの中で我にかえり「来るな!来るな!!」と心の中で叫んでも、近くなるばかり…
そして、扉の真横まで来ると、2人の足音がテクテクテクテク…
その音だけが扉を挟んだ隣が聞こるかと思ったら、扉をドンドンドンドン!! と、叩く音…
恐怖の中でグッと目を閉じ、知り得る限りのお経を心の中で唱え続けました…

するとしばらくして、音も止み、体もスッと動く様になったので、慌ててその場から立ち去る最中…
ふと… 何故、水族館だったのだろう…
ここに来るまでは、ずっと峠を走っていたのに… そして何故、雨でもないのに雨具を着ていたのか…
内心、そんな疑問を抱きながらSAを後にして、
しばらく走ると、急に右手には木々が開け、夕焼けに照らされた海岸が、ずーっと広がっていました。

余談ですが もしかすると、この辺りで女の子2人が亡くなったのか。
そして現実の様に自分が、2人に帰ろうと言った為に、一緒に着いて来ようしたのか…
全ては謎ですが、そんな体験の1つを話させて頂きました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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