臨死体験

私はつい最近、中学生の頃にインフルエンザにかかって以来の高熱を出し、寝込んでいました。
その時に、とても不思議な夢を見たのです。

寝ていると不意に体がふわりと軽くなり、重力に逆らうように上へ上へと向かっていくのです。
しばらくそのままでいると、眩しいほどの光に包まれ、気がつくと青い空に白い雲…一面の草原と花畑…。
私は花かんむりを頭に乗せて、白いワンピースを着てそこに立っていました。
しばらく歩いていると、大きな川が流れているのを見つけました。
その上には大きな橋が架かっていて、沢山の黒い人達が一列に並んで渡っているのです…。

私はその橋に近付く直前で、目を覚ましました。
見ると、私は病院のベッドの上に寝かされていて、家族や友人達がみんな心配そうにでも安心したように、私を見ていました。
医師曰く、肺炎を起こしていてかなり危険な状態だったとのこと…。

あれは死後の世界だったのでしょうか…。
そしてもし、あの橋を渡っていたら、私はもう……

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