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アイスバー

「ねぇ、深央姉さん!」

コンビニでアイスを選んでいると、従弟の拓海(仮名)が近付いてきた。

どうしたの?と聞くと、

「そのアイスバーさ、当たり付きのやつだよね?」

そうだけど、これ一個しかないし…。

「それね、同級生の女の子が当てちゃったんだよね」

そう、それがどうかしたの?良かったじゃない。

「焼き印が押してあったんだよ。〈死〉って…。その子、死んじゃったんだ」

……あれ、なんだかこれ、字がある。

……まさか、まさかね…そんなはず、ないよね…?

朗読: 朗読やちか

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