ゆーびきーりげんまん嘘ついたら針千本のーますゆーび切った(^^)
またね〜!
母:ゆーくーんかえるわよ!
ユウジ:ハーイママ〜今行くね〜
ユウジは、保育園の友達と公園の隅っこで、約束をして、母親のもとへ、嬉しそうに走って戻って来た。
公園の外へ、出た母親は、ユウジに、危ないので、手をつなぐように、いつものように、右手を差し出した。しかし、ユウジは、母親の反対側に回り、右手を母親にさしだした。
母:ゆーくんどうしたの?こっち側は、お車がくるから、こっちのお手てをつなごうね!母親は、優しくユウジをたしなめた。しかし、ユウジは、頑なに右手を差し出したままだった。
母親は立ち止まり、しゃがみ、ユウジの左手を取ろうと、手首を持つと、ユウジは手に何かを握り閉めているようだった。
母親は、さっき遊んでいた子から、何かもらったの?とユウジにたずねた。
ユウジは、嬉しそうに母に言った!お約束したの!と…それは子供特有の見当違いな答えだった。
しかし、母は、優しく、そう、よかったね!お友達とのお約束は、わかったけど、何をもらったの?ママにもみーせーてと、優しくユウジに言った。ユウジは嬉しそうにはにかみながら、いーいーよ〜と、握っていたてを、開いた…
母の顔からは血の気が引きあっという間に土色に変わり、声にならない悲鳴をあげた!
ユウジの手には、小さくて、血だらけの小指が握られていたのだ!母親は、かろうじて正気を保ち、ユウジにたずねた。だ、誰の指なの!ユウジ、その子どうしたの?ユウジは、ニコニコしながら、母親に言った!お友達とお約束の指切りしたときに、指切ったって、言ったから、ゆーくんは、ちゃんとお友達のお指切ったのに、お友達は、嘘ついてゆーくんのお指切らないから、ママのお裁縫箱の針千本お口に入れて来たよ!ゆーくん嘘つきじゃないよねママ!と得意げに、母に言った…