湖上にて

学生時代、私は先輩を含め男女8人位だったかな?

と在る湖の場所にてキャンプ⛺をしました。

まず、男性陣がテントを張り女性数名は何もせず荷物だけ下ろして

湖のザブザブと鳴ってる湖面を見ながら話し込んでました。

夕飯はバーベキューをして、チョッと虫が多かったので、3個張られたテント⛺の中に入りました。

肝試しとかはしませんでした。

鹿もキツネも出る場所なので行きませんでした。

テントの中で、お菓子を食べたりラジオを

聴いたりとか楽しく、その夜は暮れて深夜には

皆、それぞれのテントで就寝しました。

ところが、

時間は不確かですが、多分1時過ぎ?

湖面の砂を踏む音に私は目覚めてしまいました。

ザッ、ザッ、ザッ、ザッ…………

アチャ~、鹿かなヤバイな。と思ってたら

いきなり私の居るテントに砂を掛けて来てる様子。

ザザ~ッ、ザザ~ッ、……

延々に聴こえて来て横に居た友達を起こして

何だろう?

怖くて外には出る事が出来ません。

暫くすると、テント外が白み始め音も無くなりました。

そ~っと外に出て、ビックリ。

テントの至る所に足跡と砂の山になってました。

他のテントは綺麗なままです。

そして、湖面を見ると、

何とそこには、肩位から顔を出してる

人に見える何かが、こちらを見ながら

何体も浮かんでプカプカしてました。

それを見て悲鳴とも付かない声がうまく出せない声で皆を呼びました。

あとから出て来た先輩や他の人は

湖面を見ても見えないと言いましたが

私達のテント⛺を見て

愕然としてました、

あと1日キャンプをする、つもりでしたが、

取り止める事にして片付けをしました。

私達の汚くなったテントは捨てて来ました。

上手く書けませんが

不気味な体験でした。あれはいったい何だったのでしょうか?

☆あの湖には、その後何度も行ってますが、

決してキャンプはしようと思わなくなりました。

日中はとても美しく今でも観光スポットです。

朗読: モノクロDEVICE
朗読: ジャックの怖い話部屋

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

閉じる