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あなた次第なんだから

先日、『それまでは大丈夫』というお話を書かせていただきました。
そのお話に登場した、強い霊感を持っているBさんが、過去に体験した話を母にしてくださりました。
それをBさん目線でお話しさせていただきます。

私が別の保育園に勤めていた頃、園内でどういうわけか事故や怪我が多発していた時期がありました。
ある日、私が不自然に後ろ転ぶ園児を見た時、その後ろに年長さんぐらいの女の子の姿が見えました。
その女の子の霊は、 『きゃはははははは』 と狂ったように笑いながら園児の髪をぐいっと引っ張っていました。
その園にはもう一人霊感を持つCさんがいましたが、Cさんもその瞬間を目撃していました。
『あの子ですよね』
私というと、Cさんも 『はい、あの子の仕業ですね』 と返してくれました。
園長先生に伝えるか迷いましたが、思い切って伝えてみると、
園長先生はそれを信じて盛り塩やお祓いをすぐに執り行ってくれました。
その後は、ぱったりと不可解な事故や怪我はなくなり、園内に穏やかな雰囲気が流れました。

ここまでが母にしてくださった話の内容です。
その話を聞いて母は、 『それじゃあ、Bさんのおかげですね』 と明るく伝えましたが、
母とは対照的にどこか陰鬱な様子のBさん。
少しの沈黙があった後、
『 … 信じてくれた園長先生はよかったんですけどね』 と話していたそうです。
Bさんは旦那さんの都合で引っ越しが多く、その度に転職していたことを母は知ってました。

もしかして、信じてくれなかった園長先生も今までにいたのでは …
そんな想像をしてしまったそうです。
それに加えていつもの穏やかな表情のBさんの目がどこか遠くを見つめているのも気になりました。

『全ての人が霊の存在を信じているわけではありませんから。それに園長先生って恨みを買いやすいんですよね。
… 霊が子どもだけとは限らないんですよ。』
最後に、こう、Bさんは話していたそうです。

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