私が小学校四年生の冬、親の都合で田舎の祖父祖母の家に引っ越すことになりました。
その時は、馴染みの友達との急な別れと両親がいろいろあったりして気持ちが落ち込み新しい環境での生活にやっていけるのかどうかとても不安でした。
そして、学年が上がり少しずつクラスにもなれてきた頃、一人の女の子と席が隣になりました。
その子を仮にAとしますね。
その時が初めてAと喋った時だったんですが、見た瞬間にぞわぞわっとして私の本能的なものが脳内に「この子はやばい」と訴えてきたのを覚えています。
ですが、初対面で無視してしまうのはよくないなと思ったので、お互いによろしく～という感じでその時は終わったのですが・・・
なぜかその後よく喋るようになっていき、二人で行動することが増えていきました。
それから、Aによく相談事もされるようになりました。
はじめの頃の相談の内容は親が喧嘩てて、とかOOちゃんたちにいじめられててとかだったんですが、次第に相談の内容がだんだん「私が死んだらどうする？」や「死にたい」「首絞めて」というような事になっていきました。(他にも何か言っていましたが忘れました。すみません。）
それから、小学校を卒業し中学校に上がりました。
田舎なのでそのまま変わらず、校舎だけ変わりました。
クラスも人数が少なかったので一クラスしかなかったので当然、Aとはまた同じクラスで中学の三年間を過ごしました。
今思えば、この三年間が私にとってとてもつらい時間でした。
小学校の時よりもAは気を病んでいて毎日のように私に死にたい・・・死にたい・・・と言ってきたり、腕の自傷行為の痕を見せてきたりしました。
それから、クラスも一緒なのに部活も一緒、帰る時も一緒、何かをする活動班など何もかも一緒で、休み時間でさえも私の席にやってきて話かけてきたり、ただただ私の席の前へ座りこんでじーっと私をみてくるということもありました。
修学旅行のバスの席も隣、泊まった部屋さえも一緒でした。
毎日そんな感じだったので、私もしんどくなってきてしまってこれは少しでもいいから距離をとらないと、と思い、部活の顧問の先生に相談というか、部活やめたいです。と言ったんですが無視というか流され、担任の先生には「Aのことよろしくね」的なことを言われていて先生も別の子のことで大変そうだしこの話はやめておこうと思ってしまいました。
それからますます状況は悪化して、確か夜だったと思います。
学校から帰ってきて自分の部屋に行って床に座ってぼーっとしてたんですが、自分の部屋には誰もいないのに耳に
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
と耳元にへばりつくように聞こえてきました。
その時私は手にカッターナイフか何かを手首にあてていてたぶん切ろうとしていたんですが、ハッとなって「こんなことしても何にもならない。」と思いとどまりました。
その話をAに話したら、「＊＊（私の名前）もすればよかったのに。」とAに言われました。
その時、とても怖くなったのを覚えています。
それから中学校を卒業して高校に進学しました。
高校は違うところへ行き、中学の時よりかは会わなくなりました。
高校で出会った友達にそのことを相談し、連絡先も消して自分のメアドや電話番号も全て変えて一切連絡がこないようにしました。
それから、特に何もなく学校へ通っていました。
しかし、最近後日談ができてしまいました。
先々週の休日、私はバイトに行くために最寄駅へ行くと、Aとは別の中学の同級生にばったり会い、久しぶりやな～って感じで近況報告をしてた時に教えてもらった話なんですが、
その友達が直接、Aに聞いた話だそうで、
なんでも私の事は小学５年生の時からねらっていたということと、最近、私が今使っているSNSのアカウントがAらしきアカウントにフォローされたりしてんですが、それも間違いなくAだったらしく、Aが「アカウントは何十個も、もってるから一回ブロックされたぐらいでどうにもならんし、すぐまた見つけられるで。」と言っていたそうです。
ですから、もしかしたら今も見られているかもしれませんね。
もう本気でちゃんと縁切りをしたいと思う今日この頃です。
